宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:03)
今日、C3.8の小規模フレアが発生しました。
また、M4.3の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 4 01:47 C3.8
4/ 3 21:48 C6.5
13:01 C2.0
05:17 C3.2
02:32 M4.3
4/ 2 21:59 M3.9
19:41 C2.6
17:17 C6.6
16:38 C6.5
15:01 C2.2
14:00 C3.9
13:20 C2.1
11:41 M2.9
09:58 C3.2
07:35 C5.0

黒点  4/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
2975 8 βγ M4
2976 2 α M4
2978 14 β C3
2981 16 β C6
2982 1 α ---
2983 3 α ---
2984 2 β C3
2985 3 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 505 -2.6
-2 h 485 -4.3
-4 h 474 -3.8
-6 h 483 -1.9
-8 h 499 +1.5
-10 h 506 -0.2
-12 h 515 -0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -17 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -3 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h 7 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.0 2x10^3
4/ 4 2.9 5x10^3
4/ 3 32.2 4x10^3
4/ 2 16.9 7x10^2
4/ 1 6.4 1x10^2
3/31 10.6 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 3/30 12:39 CMEによる太陽風の乱れは明日の午前中に到来する可能性があります。フレアが続いています。
2022/ 3/31 12:35 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。X1.3の大規模フレアが発生しました。
2022/ 4/ 1 13:25 太陽風の乱れは続いています。M9.6の中規模フレアが発生しました。
2022/ 4/ 2 11:43 太陽風は高速になっています。太陽でCクラスのフレアが続いています。
2022/ 4/ 3 13:39 M3.9、M4.3の中規模フレアが発生しました。高速の太陽風が続いています。
最新のニュース

2022/ 4/ 4 13:03 更新
フィラメント噴出が発生しました。太陽風は高速の状態です。

担当 篠原

フレアの発生や太陽風の状況を10分毎に音声でお知らせする
しゃべる宇宙天気情報BOX」というページを作成しました。
音声を自動再生させるにはブラウザで設定を行う必要がありますが、
どうぞご利用下さい。
スマホやタブレットでは再生ボタンを押す必要があるので、
お試しという形になってしまうと思います。



太陽の中心部南西側(右下)で、
昨夜遅く、3日23時(世界時3日14時)頃に
フィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。

ダークフィラメントと呼ばれるコロナの薄暗いガスの筋が、
右に向かって噴き出しています。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
非常に淡くて見にくいですが、
太陽全体を囲む様にハロー型のCME(コロナ質量放出)が飛び出しています。
太陽を左斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星のCOR2では、
コロナのガスは太陽の右に向かうので、
分かりやすく見えています。

地球まで4日くらいかかると考えると、
7日から8日にかけて地球に到来する可能性があります。
速度の変化は小さいと思いますが、
磁場の強まりが到来する可能性があります。
磁場が南向きに変化すると磁気圏の活動が激しくなるので、
注目して下さい。

また、北西(右上)の2976黒点群で
C6.4の小規模フレアが発生しています。
活発だったこの領域ももうすぐ西の端に沈んで行きます。


太陽風の速度は、500km/秒から470km/秒へ少し下がり、
グラフの最後で再び500km/秒を超えるという変化になっています。
速度は高めの状態が続いています。
磁場強度は、6〜8nTと少し強まっています。

磁場の南北成分は、グラフの中盤までは0nT付近で変化していましたが、
後半から南寄りになっています。
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、
初めは変化が少ないですが、
後半から小規模の変化が見られる様になっています。

SDO衛星AIA193では、太陽の中心部にコロナホールは見えません。
しかし、CMEの発生が続いていて、
この後も太陽風は様々な変化が見られそうです。


高エネルギーの陽子は、ゆっくりと減少が続いています。




太陽の中心部の南西側で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C2、C3によるCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2によるCME。地球は右方向にある。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー陽子の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。