宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:25)
今日、M9.7の中規模フレアが発生しました。
また、X1.3の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線がやや強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 1 13:00 C2.6
11:50 C3.0
11:30 C5.8
08:46 C4.4
04:29 C5.5
03:22 M9.7
3/31 23:30 C3.9
23:04 C2.9
22:10 C2.4
21:04 C5.4
16:56 C4.0
14:39 C3.2
02:22 X1.3
3/30 22:55 C2.7
21:10 C4.6
20:00 C6.7
19:12 C2.2
15:41 C2.4
14:39 C2.6
11:19 C3.1
07:46 C6.8
06:37 M1.7
05:26 C3.6
04:25 C3.3
02:42 C4.8
02:23 C2.6
00:04 C3.9

黒点  4/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2975 20 βγδ X1
2976 6 β C1
2978 7 βγ C7
2981 11 β C6

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 473 +6.6
-2 h 491 +10.1
-4 h 466 +14.9
-6 h 498 +15.4
-8 h 505 +15.4
-10 h 515 +13.4
-12 h 532 +6.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
-:- - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.0 2x10^1
4/ 1 6.4 1x10^2
3/31 10.6 4x10^2
3/30 3.0 6x10^2
3/29 17.8 7x10^2
3/28 18.7 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 3/27 11:10 太陽風は平均的な速度ですが、コロナホールとCMEの影響が始まる可能性があります。
2022/ 3/28 13:11 太陽風は高速になり、磁気圏の活動も強まっています。
2022/ 3/29 13:03 2975黒点群でM4.0などMクラスフレアの発生が続いています。
2022/ 3/30 12:39 CMEによる太陽風の乱れは明日の午前中に到来する可能性があります。フレアが続いています。
2022/ 3/31 12:35 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。X1.3の大規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2022/ 4/ 1 13:25 更新
太陽風の乱れは続いています。M9.6の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

昨日のニュースの後、太陽風の磁場強度は15nT前後で推移しましたが、
夜になると20nTに強まり、現在までこの状態が続いています。
速度は、昨日の午後に600km/秒近くまで高まり、
深夜以降は次第に下がって、現在は470km/秒とやや高速くらいです。

太陽風磁場の南北成分は、
昨日の午後は0nTを挟んで南北に変化していましたが、
夜になって磁場が強まると、北向きに大きく振れるようになり、
最大で17nTくらいに達しました。
現在は5nT前後に下がっています。

全体として、磁場の南向きの変化はそれほど強まらなかったので、
磁気圏の活動は限定的でした。
AE指数は、初めの頃に1000nTに達する大きな変化が発生しましたが、
その後は500nT前後の中規模の変化に留まり、
磁場が北向きに強まったグラフの後半では、
変化が見られなくなっています。

磁場の向きが反対で、南向きに強まっていれば、
かなり激しい変化になったのではないでしょうか。

この後、太陽風の乱れは次第に弱まって行きそうです。
そして、明日、2日の夜以降は、
X1.3フレアに伴うCME(コロナ質量放出)の乱れに注目して下さい。


太陽では、今日未明、1日3時半(世界時31日18時半)に、
2975黒点群でM9.6と
Xまであと一歩の中規模フレアが発生しています。
GOES衛星のX線グラフを見ると、
ちょうど1日おいて、X1..3と同じ様な山になっています。

STEREO Ahead衛星COR2によると、
このフレアに伴ってCMEが発生しています。
地球から見ると、2975群はだいぶ西に進んでいますが、
太陽風の乱れは地球へも到来するのではないでしょうか。
噴出から3日くらいかかると考えると、4月4日頃になりそうです。

COR2の動画では、昨日のCMEよりも弱い噴出に見えるので、
太陽風の変化はより小さい規模になりそうです。

太陽の南東(左下)の2978群の南側の黒点に
2981群と新しく番号が付けられています。
可視光写真ではこれまでも見えていた黒点だったのですが、
やっと番号が付きました。

ここでは、C5.4、C5.7や、
C2〜3の小規模フレアが繰り返し発生しています。
これから中心線に近付くこともあり、活動に注目して下さい。




2975黒点群で発生したM9.6の中規模フレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M9.6フレアに伴って発生したCME。STEREO Ahead衛星COR2。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。