宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 4/ 2 11:43 更新 太陽風は高速になっています。太陽でCクラスのフレアが続いています。 担当 篠原 太陽風は、昨日のニュース以降、 磁場強度が20nTから10nTへゆっくりと下がっています。 磁場強度としては、現在も強まった状態です。 速度は、470km/秒から500km/秒近くへ少し上がり、 今朝以降は550km/秒と高速の状態に達しています。 28〜29日のCMEの影響は、 磁場強度の下がりと共に弱まったと思われますが、 それに続いて、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真の 南西(右下)に見えるコロナホールの影響が始まって、 速度が再び上昇を始めたのかもしれません。 31日未明のX1.3のCMEは、発生から2日半ほどが経過しています。 掲載の太陽風のグラフの後半の 密度と速度の急な上昇がその影響なのか、 これから乱れが到来するのか、注目しているところです。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの縦軸が大きくなっているため変化が見にくいですが、 あまり強くない南向きの変化が続いています。 このため、磁気圏の活動は活発ですが、 ある程度の強まりに留まっていて、 AE指数は、500〜1000nTの中規模の変化が連続する状態になっています。 磁場強度自体はもっと強まっていたので、 磁場の向き方によっては、 磁気圏活動はもっと激しくなっていたでしょう。 太陽は、南半球の2978黒点群と2981黒点群で Cクラスの小規模フレアが繰り返し発生していて、 X線グラフは小刻みに変化が続いています。 目立つ規模は、2978群でC4.3、C3.8、1981群でC4.4、C4.9です。 活動の様子を、SDO衛星AIA131のおよそ1日の動画で紹介します。 上側の領域が2978群、下側が2981群です。 活動の規模はまだ小さいですが、 活発に続いているので、この後も注目して下さい。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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