宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 3/23 12:59 更新 プロミネンス噴出が発生しています。太陽風は平均的な速度になっています。 担当 篠原 昨夜から今日未明にかけて、 太陽の北東の端(左上)でプロミネンスの噴出が発生しています。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 大きいプロミネンスがゆっくりと飛び出して行く様子が見事です。 この噴出によりCME(コロナ質量放出)も発生していて、 SOHO衛星LASCO C2で撮影されています。 横方向への噴出なので、地球への影響はありません。 太陽では、北東の端から新しい黒点が現れています。 ここの辺りの領域で、昨夜、22日21時(世界時22日12時)に C7.0の大きめの小規模フレアが発生しています。 また、南東(左下)の2974黒点群でも C4.8の小規模フレアが発生しています。 太陽の東側がにぎやかになってきました。 引き続き注目してください。 太陽風は、速度がゆっくりと上がり、 ちょうど400km/秒と平均的な速さに達したところです。 磁場強度は、5〜10nTとやや強まった状態で推移しています。 SDO衛星AIA193で中心部の右側に見えるコロナホールの影響が 始まっているのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、グラフの後半は北寄りになっています。 現在の磁気圏は穏やかで、AE指数のグラフの後半は変化がなくなっています。 SDO衛星AIA193では、 左側のコロナホールが太陽の中心線に近付いています。 この領域にかけて、しばらく太陽風が強まった状態になるかもしれません。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左上に向かってCMEが飛び出しています。SOHO衛星LASCO C2。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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