宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 3/22 12:55 更新 太陽の向こう側でCMEが発生しました。太陽風は低速です。 担当 篠原 昨日の午後、21日15時(世界時21日6時)頃、 太陽の向こう側で、ある程度規模の大きい爆発現象が発生した様で、 SOHO衛星LASCO C2、C3、 STEREO Ahead衛星COR2などのコロナグラフで、 CME(コロナ質量放出)が飛び出す様子が撮影されています。 向こう側の現象なので、地球へ到来する太陽風への影響はありません。 しかし、加速されて高エネルギーになった陽子が地球まで飛んできて、 GOES衛星で観測されています。 この程度に増加したのは、1月20日以来です。 太陽のこちら側では目立った活動はなく、 今朝、南半球の2972黒点群でC1.1の小規模フレアが発生した程度です。 太陽の南東(左下)から新しい黒点が現れていますが、 今のところ特に活動は見られません。 太陽風は、330km/秒と低速の状態が続いています。 磁場強度は少し高まって、6〜8nTの間を推移しています。 磁場の南北成分は、 グラフの後半から南寄りで変化する様になっています。 このため、AE指数は穏やかな状態が続いていましたが、 グラフの最後で小規模の変化が起きています。 この後も、磁場が南寄りで推移すれば、 磁気圏も小規模の活動が続くでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 中心部の東西にコロナホールが見えています。 右のコロナホールの影響が明日くらいから始まるかもしれません。 また、左の影響は5日後くらいでしょうか。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽を左斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星のCOR2によるCME。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー陽子の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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