宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 3/17 13:43 更新 フィラメント噴出が発生しています。太陽風はやや低速です。 担当 篠原 昨夜、17日22時(世界時17日13時)に、 太陽の中心部の北東側(左上)でフィラメント噴出が発生しました。 GOES衛星SUVI 304による動画を掲載します。 コロナが太陽から上昇し飛び出して行く様子が見事です。 飛び出したCME(コロナ質量放出)の様子は SOHO衛星LASCO C2、C3で撮影されています。 左側に飛び出しているのがこのCMEです。 ほぼ同時に右に向かって別のCMEが飛び出していますが、 これは、太陽の向こう側で発生した現象で、 GOES衛星SUVI 304の太陽全体の動画の時に、 右下の端で噴出が見えています。 このCMEは、地球に対して斜め方向に飛び出しているので、 影響は小さい規模になりそうです。 3〜4日後くらいに太陽風磁場の強まりが到来するかもしれません。 太陽は、その他は特に目立つ活動は発生していません。 太陽風は、速度が430km/秒から380km/秒へゆっくり下がり、 やや低速になっています。 磁場強度は、3〜4nTとやや弱い状態です。 磁場の南北成分は、弱い南寄りが続いています。 磁気圏では小規模の活動が続いていて、 AE指数は300nTくらいの変化が連続しています。 SDO衛星AIA193では、 南極から伸びるコロナホールが太陽の中心線に達しています。 3日後くらいから太陽風の速度が高まる可能性があります。 ただし、コロナホールの緯度が高いので、 地球への影響は小さいかもしれません。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左に向かってCMEが発生しています。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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