宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:49)
昨日、C2.0の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 9 --- ---
3/ 8 12:01 C2.0
07:34 C1.8
3/ 7 --- ---

黒点  3/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
2957 3 β ---
2960 14 βγ ---
2962 4 β ---
2963 4 β ---
2964 5 β ---
2965 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 409 +0.2
-2 h 409 -0.2
-4 h 400 -1.9
-6 h 400 -2.7
-8 h 411 -0.9
-10 h 422 -1.7
-12 h 438 -0.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -12 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -3 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 8x10^3
3/ 9 0.7 2x10^4
3/ 8 0.6 3x10^4
3/ 7 0.7 1x10^4
3/ 6 0.7 3x10^3
3/ 5 0.6 4x10^2

静か 激しい 非常に


















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SUVI131 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 3/ 4 09:59 太陽風は平均的な速度ですが、これから高まるかもしれません。
2022/ 3/ 5 11:45 太陽風の速度は特に高まらず、平均的な状態です。
2022/ 3/ 6 13:11 太陽風の速度が高まり、磁気圏の活動も活発になりました。
2022/ 3/ 7 12:11 高速の太陽風が続いていますが、次第に速度は下がりそうです。
2022/ 3/ 8 13:23 太陽風は高速の状態です。磁気圏は活動的になりました。
最新のニュース

2022/ 3/ 9 12:49 更新
太陽風は平均的な状態です。2月の黒点相対数は 59.7 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、
2月の黒点相対数は、59.7 と発表されました。

12月から3か月連続で50を超えていて、
既にこの水準が当たり前になっている様です。
1枚目の図で11年前の2011年の初め頃を見ると、
13か月平均値の赤線は、ちょうど50の線に達しています。
今周期の太陽黒点は、
前周期と同じ様な立ち上がりが続いています。

そう考えると、2012年の後半では、
月平均値の点は100を超えるくらいに高まっています。
半年後には、太陽黒点の出現数がこのくらい
(現在の2倍です)に高まっている可能性があります。

11年に1度しか見られない黒点数の高まりの変化です。
注目してください。


太陽の北東の端(左上)には、2965黒点群が現れています。
小さい活動が続いていて、
今朝、9日7時半(世界時8日22時半)には、
C1.1の小規模フレアを起こしています。
引き続き注目してください。


太陽風は、昨日のニュースのすぐ後に速度が450km/秒へ下がり、
現在は400km/秒と平均的な速度に戻っています。
磁場強度は、4nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、弱い南寄りになっていて、
AE指数は、小さい変化が続いています。
太陽風の速度が下がってきたので、
この後の活動はより小さくなるでしょう。

SDO衛星AIA193では、
太陽の東側にかけてコロナホールは見えていません。
27日前には、太陽の中心部の南側にコロナホールがあり、
27日周期の図の前周期の
2月12日以降の高速太陽風を作っていたのですが、
今回の太陽風はこのまま穏やかに推移しそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、高まった状態が続いています。
太陽風速度の高まりは終わっているので、
この後はゆっくりと減少するでしょう。



太陽黒点相対数の長期変化。2月の黒点相対数は 59.7 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


2月の太陽黒点の推移。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。