宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2022/ 3/ 6 13:11 更新 太陽風の速度が高まり、磁気圏の活動も活発になりました。 担当 篠原 昨日の午後、5日15時(世界時5日6時)頃から 太陽風の速度は上昇を始め、 今日に入る頃500km/秒台に達し、高速の状態になりました。 その後、550km/秒まで高まって、現在もこの状態です。 コロナホールの影響がやって来た様です。 太陽風の磁場強度は、 8nTとやや強まった状態で推移しています。 速度が高まり始めると、南北成分は南向きに変化して、 -5〜 -10nTで推移する様になりました。 このため、磁気圏の活動が活発になり、 AE指数は、1000〜1500nTに達する大きな変化が 繰り返し発生しています。 極域では活発なオーロラが現れたのではないでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの後半では変化が小さくなり、 0nT付近で推移しています。 速度は高まっていますが、 磁気圏活動の規模は一段小さくなりそうです。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは西の端に近付き、 太陽の中心部にはコロナホールは見えません。 高速太陽風はあまり長く続かず、 その後は、穏やかな状態がしばらく続きそうです。 太陽は、今日に入った頃から 北東(左上)の2962黒点群がやや活発になり、 C1.0、C1.7、C2.7、C1.0、C2.6と、 Cクラスの小規模フレアを頻繁に起こしています。 引き続き注目してください。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |