宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:23)
今日、C2.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 8 12:01 C2.0
07:34 C1.8
3/ 7 --- ---
3/ 6 21:48 C1.5
11:20 C2.6
04:52 C2.7

黒点  3/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2957 7 β C2
2960 14 βγ C1
2961 3 β C1
2962 5 β C3
2963 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 494 -0.9
-2 h 482 +0.4
-4 h 488 +0.3
-6 h 487 -0.7
-8 h 473 -0.0
-10 h 467 -0.9
-12 h 458 -3.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -20 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -30 -/ -
-10 h -29 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 6x10^3
3/ 8 0.6 3x10^4
3/ 7 0.7 1x10^4
3/ 6 0.7 3x10^3
3/ 5 0.6 4x10^2
3/ 4 0.7 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 3/ 3 09:21 M2.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度に戻っています。
2022/ 3/ 4 09:59 太陽風は平均的な速度ですが、これから高まるかもしれません。
2022/ 3/ 5 11:45 太陽風の速度は特に高まらず、平均的な状態です。
2022/ 3/ 6 13:11 太陽風の速度が高まり、磁気圏の活動も活発になりました。
2022/ 3/ 7 12:11 高速の太陽風が続いていますが、次第に速度は下がりそうです。
最新のニュース

2022/ 3/ 8 13:23 更新
太陽風は高速の状態です。磁気圏は活動的になりました。

担当 篠原

昨日のニュースで紹介した
太陽の北西(右上)の小さいフレアに関係する
CME(コロナ質量放出)の様子を、
SOHO衛星LASCO C2、C3と、
STEREO Ahead衛星COR2の2つの動画で紹介します。
SOHO衛星では、かなり淡いですが
右上に向かってガスが飛び出す様子が見えます。
STEREO Ahead衛星は地球よりも左横から撮影しているので、
CMEは、より見やすく写っています。

噴出としては小規模ですし、地球に対して斜め方向ですが、
2〜3日後くらいに太陽風磁場の強まりが見られるかもしれません。


太陽は、北東の端(左上)でC1.8、C2.0の
小規模フレアが発生しています。
活動的な領域が近づいている様です。
どの様な領域が現れるか注目してください。

また、昨夜から今日未明にかけて、太陽の南東の端(左下)で
プロミネンスの噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
なかなか見事な噴出です。
真横で発生しているので、地球への影響はありません。


太陽風は、昨夜にかけて470km/秒へ速度が少し下がりましたが、
今朝以降再び上昇して、現在は500km/秒と高速の状態に戻っています。
磁場強度は、5nTから3nTへ少し下がり、やや弱くなっています。

コロナホールの影響がまだ続いている様です。
現在のSDO衛星AIA193では、コロナホールは見えなくなっています。
この後、太陽風の速度は低下に向かいそうです。

磁場の南北成分は、グラフの中盤で南向きにやや強まり、
AE指数は、500〜1000nTの中規模の変化がしばらく続きました。
その後は穏やかになっています。


高速太陽風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子が増加し、
GOES衛星の観測が1万に達しています。



太陽の北西側で昨日発生した淡いCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を左横側から観測しているSTEREO Ahead衛星のCOR2によるCME。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南東の端で発生したプロミネンスの噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。