宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2022/ 3/ 3 09:21 更新 M2.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度に戻っています。 担当 篠原 今日未明、3日2時半(世界時2日17時半)に、 太陽の北東側(左上)の2958黒点群で M2.0の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 中規模フレアの発生は、世界時2月15日のM1.3以来です。 太陽では、この他にも南東(左下)の2957群でC3.0が、 北西(右上)の領域でも小さいフレアが発生し、 これら3つの現象に伴って、 弱いCME(コロナ質量放出)が発生している様です。 3日後くらいに、 太陽風磁場の強まりなどの影響があるかもしれません。 また、太陽の南東の端から新しい黒点が現れ、 北東の端にも新しい領域が近づいています。 今後の太陽の活動に注目してください。 太陽風は、昨日の午後以降は速度が次第に低下し、 現在は420km/秒と平均的な速さに戻っています。 磁場強度は、3nTとやや弱い状態です。 磁気圏は穏やかで、 AE指数は小規模の活動が1回起きている程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 コロナホールが西に進み、 地球に影響が及び始める目安の位置に近づいています。 再び速度の高まりが始まりそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |