宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 3/ 1 14:25 更新 CMEが発生しています。高速の太陽風が続いています。 担当 篠原 太陽で、昨夕、28日17時(世界時28日8時)に、 南東(左下)の2957黒点群の南側でC1.3と、 直後にC3.1の小規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA193の動画を掲載します。 このフレアに伴って、 CME(コロナ質量放出)が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 SDO衛星の動画を見ると、 初めのC1.3のフレアの時にガスが激しく飛び出している様です。 フレアの規模は小さかったのですが、 SOHO衛星の動画では、CMEはなかなかの規模に見えます。 地球に対しては斜め方向の噴出なので、影響はないでしょう。 太陽では、その後は目立った活動はなく、 穏やかに推移しています。 太陽風は、500km/秒と高速の状態が続いています。 磁場強度は5nTへ少し下がり、平均的な状態です。 磁場の南北成分は、小さく南北に変化しています。 磁気圏は比較的穏やかで、 AE指数は小規模の変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心に次のコロナホールが見えています。 3日後くらいからこの領域の影響が始まりそうです。 太陽の南東で発生したC1.3、C3.1の小規模フレア。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左側に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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