宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 2/28 13:23 更新 太陽風は高速になっています。磁気圏は比較的穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は昨日の午後からゆっくりと上昇し、 今朝早くに500km/秒へ達して高速の状態になりました。 コロナホールの影響が始まっています。 磁場強度は、7〜9nTとやや強まった状態が続いています。 南北成分は、全体としては北寄りの傾向で、 時々南向きに変化しています。 このため、AE指数は、静かな時間が続く一方、 500nTを超える中規模の変化も時々発生しています。 SDO衛星AIA193では、 現在影響を及ぼしていると思われるコロナホールは、 西側(右側)に進んでいますが、 中心部から東側(左側)にかけて、 別のコロナホールが見えています。 太陽風速度の高まりは、しばらく続くかもしれません。 太陽は、南東(左下)の2957黒点群で C1.5の小規模フレアが発生していますが、 それ以降はX線グラフに変化はなくなり、 穏やかになっています。 北東(左上)に新しい黒点が現れていますが、 特に活動は見られません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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