宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 2/27 13:22 更新 これから太陽風の速度が高まるかもしれません。Bクラスの小さいフレアが続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜にかけて370km/秒へ少し下がり、 今朝からは少し上がって 現在は400km/秒と平均的な速さです。 一方、磁場強度は、 4nTからグラフの最後で11nTに強まっています。 コロナホールの影響が始まっているのかもしれません。 この後、速度も上昇を始める可能性があります。 太陽風磁場の南北成分は、 北寄りの傾向で推移しています。 このため磁気圏は穏やかで、 AE指数はほとんど変化がありません。 現在は磁場が強まっているので、 南北成分の傾向が南寄りに切り替わると、 磁気圏の活動は活発になる可能性があります。 注目してください。 太陽は、南東の端(左下)の領域で、 Bクラスの小さいフレアが頻発するようになっています。 現在は規模が小さいですが、 この後規模が大きくなる様であれば、注意が必要になるでしょう。 南東に見えていた小さい黒点は、 今日は少し大きくなっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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