宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 2/25 13:08 更新 太陽風は平均的な速度になっています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜遅くから低下して、 今朝以降は400k/秒と平均的な速さで安定しています。 磁場強度は、今日に入った頃からゆっくりと強まって、 現在は7nTと少し強まった状態です。 磁場の南北成分は、 北向きから南向きにゆっくり変化して、 グラフの最後で再び北向きになっています。 AE指数は、グラフの中盤は変化がありませんでしたが、 後半で小規模の変化が発生しています。 現在は磁場が北向きなので、 この後は、再び静かになりそうです。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部にコロナホールが見えています。 明後日くらいから、 この領域の影響で太陽風の速度が高まりそうです。 太陽は、昨日のB9.3以降はX線グラフに変化はなく、 穏やかに推移しています。 黒点群も2つ見えているだけになっています。 NOAA/SWPCの黒点群リストが2群だけになるのは、 1月25日以来、1か月ぶりです。 (群番号リストにない黒点が見えていることも多いので、 参考程度に考えて下さい) SDO衛星AIA193の写真でも見え始めていますが、 今後、南東の端(左下)から活動的な領域が現れそうです。 タイミングから考えると、 今月上旬に見えていた2939黒点群が 太陽の向こう側を回って戻ってくるのかもしれません。 また、STEREO Ahead衛星によると、 これに続く様に、北東(左上)にも別の領域がある様です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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