宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2022/ 2/21 13:27 更新 太陽風の弱い乱れが到来するかもしれません。高速の太陽風が続いています。 担当 篠原 一昨日の現象ですが、 SDO衛星AIA193の動画を見ると、 19日21時(世界時19日12時)に太陽の中心部の北側で、 20日2時(世界時19日17時)に南東側(左下))で、 それぞれ爆発現象が発生していました。 STEREO Ahead衛星COR2の動画によると、 初めの爆発で太陽の北寄りに、次の爆発で太陽の南寄りに 淡いCME(コロナ質量放出)が飛び出している事が分かります。 初めのCMEは、地球の正面で発生しているので、 明日か明後日くらいに太陽風の磁場の強まりなどが 到来するかもしれません。 2つめのCMEは、地球に対しては斜め方向ですが、 遅れて影響が到来する可能性があります。 磁場が南向きに強まると、磁気圏の活動は活発になります。 変化が到来するか注目してください。 現在の太陽では、北東の端(左上)から新しい黒点が現れて、 2954黒点群と番号が付けられています。 拡大写真を見ると、その左下側にもう一つ黒点が現れていて、 小さい活動を活発に起こしているのは、 こちらの領域の様です。 X線グラフは、昨日のC5.1以降目立った変化は発生していませんが、 今後の推移に注目してください。 太陽風は、500km/秒と高速の状態が続いています。 磁場強度は、8nTとやや強まっています。 磁場の南北成分は、グラフの中盤までは南北に変化していますが、 後半は北寄りになっています。 AE指数も途中までは300nTの小規模の変化が発生していますが、 現在は変化が見られなくなっています。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の上寄りと下寄りにそれぞれ飛び出すCME。STEREO Ahead衛星COR2。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |