宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 2/20 14:01 更新 太陽風の速度が高まっています。C5.2の小規模フレアが発生しました。 担当 篠原 330km/秒と低速だった太陽風は、 昨夜から上昇が始まり、 20日11時(世界時20日2時)頃に500km/秒を超えて、 高速の風に変わりました。 コロナホールの影響が始まった様です。 現在の速度は、520〜530km/秒です。 一方、太陽風の磁場強度は 午前中までは10nT程度に強まった状態が続いていましたが、 現在は5nT程度に下がっています。 磁場の南北成分は、 南寄りが続いていましたが、 速度が高まった頃に北寄りに傾向が切り替わっています。 AE指数のグラフは、 ここまでは300〜500nTの小規模の変化が続いていますが、 この後は穏やかになりそうです。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風は、 1月25日以降速度の高まりがずっと続いています。 一方、SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部にはっきり見える様なコロナホールはありません。 今回は高速の太陽風がどこまで続くか、注目してください。 太陽は、北東の端の向こう側から活動的な領域が近づいています。 ここで、20日13時(世界時20日4時)に、 C5.2とやや大きい小規模フレアが発生しました。 少し前の時間からのSDO衛星AIA131の動画を掲載します。 発生領域が完全には見えていないので、 本当の規模はこれよりも大きかったかもしれません。 太陽の可視光写真では、黒点が見え始めています。 この後、どの様な領域が現れるでしょうか。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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