宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:19)
今日、C5.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 9 06:33 C5.1
2/ 8 01:54 C2.4
2/ 7 21:29 C3.8
17:06 C1.6
14:22 C2.6

黒点  2/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
2939 4 β C5
2940 9 β ---
2941 20 βγ C2
2942 1 α ---
2943 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 425 +1.1
-2 h 434 +0.8
-4 h 436 +0.4
-6 h 426 -0.7
-8 h 436 -1.5
-10 h 426 -1.2
-12 h 429 -2.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -14 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 8x10^3
2/ 9 0.7 1x10^4
2/ 8 0.8 1x10^4
2/ 7 0.7 1x10^4
2/ 6 0.7 6x10^3
2/ 5 0.7 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 2/ 4 12:34 太陽風磁場が南向きに大きく変化して、磁気圏の活動が激しくなりました。
2022/ 2/ 5 13:11 太陽風磁場が再び南向きに強まり、磁気圏の活動も活発になりました。
2022/ 2/ 6 12:38 高速の太陽風が続いています。磁気圏もある程度活動的です。
2022/ 2/ 7 12:35 フィラメント噴出が発生し、CMEが地球に向かっています。高速の太陽風が続いています。
2022/ 2/ 8 13:02 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2022/ 2/ 9 13:19 更新
プロミネンス噴出が発生しました。太陽風の乱れが近付いています。

担当 篠原

昨日の午後、8日15時(世界時8日6時)頃に、
太陽の南東の端(左下)でプロミネンス噴出が発生しました。
GOES衛星SUVI 304による動画を掲載します。

このプロミネンスは、
数日前から大きさで注目されていたのですが、
とうとう飛び出して行きました。

CME(コロナ質量放出)が、
SOHO衛星LASCO C2、C3で観測されていて、
太陽から左下に向かってガスのかたまりがきれいに飛び出しています。
地球に対しては横向きなので、影響はありません。

太陽では、今朝、9日6時半(世界時8日21時半)に、
南西(右下)の2939黒点群で
C5.1とやや大きい小規模フレアが発生しています。
目立ったフレアは、この程度です。


太陽風は、450km/秒から420km/秒へ速度が少し下がっていますが、
平均的な状態が続いています。
磁場強度は、3〜4nTとやや弱くなっています。

磁場の南北成分は、振れ幅は小さいですが、
南寄りから北寄りに傾向が変わっている様です。
AE指数は、グラフの中盤では小規模の変化が起きていますが、
後半は静かになっています。
太陽風の状況がこのままであれば、
磁気圏は静穏な状態が続くでしょう。

6日夜に発生したCMEによる太陽風の乱れが近付いています。
NOAA/SWPCの予報では(3枚目の図)、
明日の午前、10日10時(世界時10日1時)頃に
到来する可能性がある様です。
今夜以降、変化の到来に注目して下さい。

速度の変化は小幅に留まりそうですが、
磁場の強まりが到来して、南向きに大きな変化を作ると、
オーロラなどの磁気圏の活動が激しくなる可能性があります。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
南半球のコロナホールが太陽の中心線に近付いています。
4〜5日後には、この領域の影響も始まるでしょう。




太陽の南東の端で発生したプロミネンス噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左下に噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


6日のCMEによる太陽風の乱れは、10日10時(世界時10日1時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。