宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 2/ 7 12:35 更新 フィラメント噴出が発生し、CMEが地球に向かっています。高速の太陽風が続いています。 担当 篠原 太陽の南東側(左下)と中心付近で フィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA193、304による動画を掲載します。 1つめは、6日18時(世界時6日9時)に発生して、 太陽の左下に向かってガスが飛び出しています。 そして、6日21時(世界時6日12時)には、 中心付近から太陽全体に重なるように ガスが広がっていく様子が見えます。 STEREO Ahead衛星COR2によると、 CME(コロナ質量放出)が発生しています。 2つめのフィラメント噴出によるCMEは、 地球の方向へもガスが飛び出していると考えられます。 到来まで3〜4日程度と考えると、 9日の夜から11日にかけて太陽風の変化に注目して下さい。 磁場の強まりが到来して、南向きに変化すると、 オーロラの活動を強める可能性があります。 X線グラフは、2つめのフィラメント噴出の時に、 C3.1に達するゆっくりした強まりが発生していますが、 その他は目立った変化はありません。 太陽風の速度は、 550km/秒から530km/秒へゆっくりと下がっていますが、 高速の状態が続いています。 磁場強度は、6nTから4nTへ少し下がっている様です。 こちらは平均的な状態です。 磁場の南北成分は、弱い南寄りになっています。 磁気圏では小中規模の活動が続いていて、 AE指数は300〜600nTの変化が繰り返し発生しています。 SDO衛星AIA193を見ると、 南東(左下)のコロナホールがよく見えるようになってきました。 STEREO Ahead衛星によると南北への広がりもある様で、 この後、どの様な姿が見えるようになるか注目して下さい。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Ahead衛星COR2によるCMEの様子。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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