宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:35)
昨日、C2.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 7 --- ---
2/ 6 09:56 C1.9
01:44 C2.1
2/ 5 14:50 C1.8
06:46 C2.6
00:43 C5.8

黒点  2/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
2938 4 β ---
2939 4 β C3
2940 12 β ---
2941 10 β C1
2942 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 526 +0.2
-2 h 528 -1.9
-4 h 531 -1.2
-6 h 530 +1.1
-8 h 531 -0.7
-10 h 538 -1.1
-12 h 537 -0.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -22 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -23 -/ -
-10 h -25 -/ -
-12 h -24 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 7x10^3
2/ 7 0.7 1x10^4
2/ 6 0.7 6x10^3
2/ 5 0.7 2x10^4
2/ 4 0.7 2x10^3
2/ 3 0.8 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 2/ 2 13:13 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。変化は比較的小規模です。
2022/ 2/ 3 13:21 太陽風が高速になっています。磁気圏の活動も高まりそうです。
2022/ 2/ 4 12:34 太陽風磁場が南向きに大きく変化して、磁気圏の活動が激しくなりました。
2022/ 2/ 5 13:11 太陽風磁場が再び南向きに強まり、磁気圏の活動も活発になりました。
2022/ 2/ 6 12:38 高速の太陽風が続いています。磁気圏もある程度活動的です。
最新のニュース

2022/ 2/ 7 12:35 更新
フィラメント噴出が発生し、CMEが地球に向かっています。高速の太陽風が続いています。

担当 篠原

太陽の南東側(左下)と中心付近で
フィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA193、304による動画を掲載します。

1つめは、6日18時(世界時6日9時)に発生して、
太陽の左下に向かってガスが飛び出しています。
そして、6日21時(世界時6日12時)には、
中心付近から太陽全体に重なるように
ガスが広がっていく様子が見えます。

STEREO Ahead衛星COR2によると、
CME(コロナ質量放出)が発生しています。
2つめのフィラメント噴出によるCMEは、
地球の方向へもガスが飛び出していると考えられます。
到来まで3〜4日程度と考えると、
9日の夜から11日にかけて太陽風の変化に注目して下さい。
磁場の強まりが到来して、南向きに変化すると、
オーロラの活動を強める可能性があります。

X線グラフは、2つめのフィラメント噴出の時に、
C3.1に達するゆっくりした強まりが発生していますが、
その他は目立った変化はありません。


太陽風の速度は、
550km/秒から530km/秒へゆっくりと下がっていますが、
高速の状態が続いています。
磁場強度は、6nTから4nTへ少し下がっている様です。
こちらは平均的な状態です。

磁場の南北成分は、弱い南寄りになっています。
磁気圏では小中規模の活動が続いていて、
AE指数は300〜600nTの変化が繰り返し発生しています。

SDO衛星AIA193を見ると、
南東(左下)のコロナホールがよく見えるようになってきました。
STEREO Ahead衛星によると南北への広がりもある様で、
この後、どの様な姿が見えるようになるか注目して下さい。



太陽でフィラメント噴出が発生しました。SDO衛星AIA193、304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2によるCMEの様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。