宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 2/ 8 13:02 更新 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後もゆっくりと下がり、 現在は450km/秒と平均的な状態に戻っています。 磁場強度は4nTから3nTへ少し下がり、 やや弱くなっています。 磁場の南北成分は、変化は小さいですが、 南寄りの傾向が続いています。 速度が下がってきたため規模は小さくなっていますが、 AE指数は200〜500nTの変化が続いています。 SDO衛星AIA193では、 南東側(左下)に濃いコロナホールが見えています。 次の注目はこの領域です。 2〜3日後に中心線に達して、 その3日後くらいから高速の太陽風が始まると考えると、 13〜14日頃でしょうか。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風は1月15日から速度が高まっています。 今回、コロナホールの場所が少し左に動いている様なので、 高速風到来のタイミングは少し遅れそうです。 実際にはどうなるでしょうか。 太陽は、西の端に沈んだ2938黒点群の活動が高まった様で、 C3.8やC2.4などの小規模フレアが 西の端(右端)で発生しています。 こちら側に見える領域では、 2939群、2941群で C1台の小さい小規模フレアが発生した程度です。 太陽は穏やかに推移しそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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