宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 2/ 3 13:21 更新 太陽風が高速になっています。磁気圏の活動も高まりそうです。 担当 篠原 太陽風は、昨日のニュースの後はゆっくりと速度が下がり、 今日の未明には400km/秒と平均的な速さに戻りました。 一方、磁場強度は7nT前後とやや強まった状態が続き、 今朝、3日5時(世界時2日20時)には10nTへ強まり、 以降も上がり続けて、現在は15nTに達しています。 それに続く様に速度も上昇を始め、 3日10時(世界時3日1時)には500km/秒に達して 高速の風に変わっています。 以降も500km/秒前後を推移しています。 SDO衛星AIA193の中心部に見えていた コロナホールの影響が早めに始まったのでしょうか。 高速風の噴き出し口は、 もっと右側へ広がっていたのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの中盤で一時的に南向きに変化していますが、 その他は北向きの時間が続き、 グラフの最後で南へ変化しているところです。 このため、磁気圏の活動は磁場が南を向いた時間帯に AE指数で1000nTに達する大きな変化が発生していますが、 その前後は穏やかです。 そして、グラフの最後で変化が始まっているところです。 このまま磁場が南向きに変化を続ける様であれば、 オーロラの活動も高まって行くでしょう。 太陽は、北東(左上)の2940黒点群でC5.5、 南東(左下)の2939黒点群でC7.8を最大に、 C1〜3の小規模フレアが多数発生しています。 北東の端からは新しい黒点がちょうど顔を出しています。 こちらに現れる前にC2.0の小規模フレアを起こしていて、 どのくらいの活動度の領域か注目して下さい。 ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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