宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 2/ 2 13:13 更新 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。変化は比較的小規模です。 担当 篠原 今朝、2日6時40分(世界時1日21時40分)に、 30日に発生したM1.1フレア、CMEによる太陽風の乱れが DSCOVR衛星で観測されました。 太陽風の速度は400km/秒から480km/秒へ高まり、 磁場強度は5nTから13nTへ強まっています。 速度の変化としては比較的小規模で、 やや高速になった程度です。 乱れの地球への到来は、 2日7時20分(世界時1日22時20分)頃の様です。 気象庁地磁気観測所の柿岡の磁場データを参照すると、 この頃に磁場の強まりが観測されています。 時間帯の関係もありますが、 それほど大きな変化にはなっていません。 磁気圏への影響度に関係する太陽風磁場の南北成分は、 乱れの始まりの頃に -10nTに達する強い南向きの変化が発生しましたが、 1時間も経たずに北向きに傾向が切り替わって、 現在まで続いています。 速度の高まりが小さかったこともあり、 磁気圏活動の強まりはそれほどでなく、 AE指数は、データが乱れていて読み取りにくいですが、 500nTの変化が発生している程度の様です。 磁場が北向きの間は、磁気圏は穏やかに推移しますが、 今後、南向きに切り替わる変化が到来すると、 活動が強まる可能性があります。 太陽風の推移に注目して下さい。 SDO衛星AIA193を見ると、 太陽の中心部に南へ縦に伸びるコロナホールがあります。 3日後くらいから、この領域の影響が始まりそうです。 太陽は、北東(左上)の2940黒点群で、 C8.6、C6.5を含むCクラスの小規模フレアが 頻繁に発生しています。 また、今朝、2日7時半(世界時1日22時半)には、 南東(左下)の2939群で、C9.0、C6.0の 小規模フレアが発生しています。 北西(右上)の2936群でも小さい活動が続いていて、 太陽の活動に引き続き注目してください。 (c) 気象庁地磁気観測所 2936、2939、2940黒点群。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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