宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 1/23 13:16 更新 フィラメント噴出が発生しています。太陽風はやや低速です。 担当 篠原 昨日の午後、22日15時(世界時22日6時)頃に、 太陽の北東側(左上)でフィラメント噴出が発生しました。 SDO衛星AIA304の動画を掲載します。 淡くて分かりにくいですが、 左上の領域でコロナの噴出が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 太陽から左上に向かって飛び出すCME(コロナ質量放出)が 観測されています。 地球に対しては斜め方向に向かっている様ですが、 2〜3日後くらいに、 太陽風磁場の強まりがやって来るかもしれません。 また、北西の端に沈んだ2930黒点群で、 B6.4の小さいフレアが発生しています。 X線グラフでは、このフレアの後に高まりが続いていますが、 この変化はフィラメント噴出の領域に関係している様です。 太陽風は、今朝早くまで440km/秒の速度が続いていましたが、 その後下がって、370〜400km/秒とやや低速になっています。 磁場強度は4〜5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、南向きの変化が続いています。 磁気圏の活動も少し高まっていて、 AE指数は200〜500nTの小規模の変化が連続的に発生しています。 SDO衛星AIA193では、 太陽中心のコロナホールが西側に進んでいます。 1〜2日後くらいから影響が始まるかもしれません。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO衛星LASCO C2、C3によるCMEの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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