宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 1/22 13:26 更新 フィラメント噴出が発生しています。太陽風の小さい乱れた到来しました。 担当 篠原 昨夕、21日17時(世界時27日8時)に、 太陽の南東の端近く(左下)でフィラメント噴出が発生しました。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 左下に向かってコロナが飛び出す様子が観測されています。 また、これに続く様に 北東の端(左上)でも噴出が発生していて、 太陽全体の画像の動画で見えています。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 CME(コロナ質量放出)が撮影されていて、 コロナのガスは左下に勢い良く飛び出しています。 地球に対しては横向きの噴出なので、影響はないでしょう。 太陽では、この他はBクラスの小さい変化が発生しただけです。 太陽風は、450km/秒前後の速度が続いています。 21日22時(世界時21日13時)に、 磁場強度や速度が小さく高まる変化が発生しています。 19日2時(世界時18日17時)に発生した M1.5フレアの影響がやって来たのかもしれません。 変化は小さいのですが、これ以降磁場が南向きになり、 AE指数で500〜700nTの中規模の変化が半日近く続きました。 グラフの最後は落ち着いています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部のコロナホールが西側に進んでいます。 2〜3日後くらいから影響が始まる可能性があります。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左下に噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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