宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 7/12 12:29 更新 太陽風は低速になっています。高速太陽風が近付いています。 担当 篠原 太陽風の速度は昨日の午後に400km/秒台を割り、 310km/秒まで下がって、低速の風に変わっています。 磁場強度は、3〜4nTの間を変化して、 グラフの最後で5nTに少し上がっています。 磁気圏は静穏で、AE指数はほとんど変化がありません。 27日周期の図を見ると、 前周期の6月15日に太陽風速度の高まりが到来しています。 SDO衛星AIA193の南半球のコロナホールの影響です。 今回も同じ頃と考えると、 これから太陽風に変化が始まるかもしれません。 注目してください。 前周期の速度の高まりは、5日ほど続いています。 今回はどうなるでしょうか。 太陽は、南東(左下)の2841黒点群、北東(左上)の2842群と、 南西の端近く(右下)に黒点が見えています。 2841群でBクラスの小さいフレアが起きている程度で、 太陽は穏やかです。 SOHO衛星LASCO C2を見ると、 10日と11日(世界時)に、 太陽の反対側でCME(コロナ質量放出)が発生しています。 Xフレアを起こした2838群が 活動を続けているのかもしれません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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