宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 9/14 13:31 更新 太陽風磁場が南に振れて、磁気圏の活動をやや高めています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 福島留美さんよりいただいた、 ロシア・ムルマンスクのオーロラ写真の続きを紹介します。 今日は、8月29〜31日に撮影された写真です。 この頃は、太陽風の速度が500km/秒前後と高まっていて、 オーロラの活動度を示すAE指数は、 1000nTに達する変化も度々発生していました。 オーロラとしても活発な変化が見えていたのではないでしょうか。 一昨日の2枚に続いて、今日の3枚も水面を含めた写真になっています。 秋ならではのオーロラの風景なのかもしれません。 きれいな写真をありがとうございます。 太陽風は、320〜330km/秒の低速の風が続いています。 磁場強度は、グラフの初めは4nTでしたが、 中ほどから高まり始め、後半では10nTまで変化しています。 それと供に、南北成分が南向きに振れるようになり、 -5nT前後の南向きが8時間ほど続いています。 しかし、AE指数は、500nTの変化が続く様になった程度で、 磁気圏の活動はやや高まった程度です。 太陽風の速度が遅くなっていることが影響している様です。 太陽風のグラフの最後では、 南北成分は北向きに切り替わっています。 この状態が続くと、磁気圏は再び静かになるでしょう。 太陽では、南西側(右下)の小さい黒点は消えてしまいましたが、 続いて、北西側(右上)に小さい黒点が発生しています。 SDO衛星AIA193で、明るく光っている地点です。 X線グラフには、Aクラスの小さいフレアが起きています。 これは、南西の小さい黒点があった場所で発生しています。 (c) 福島留美氏、L・トリフォノワ氏 8月30日にロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、V・セーヴェルヌィ氏 8月31日にロシア・ムルマンスク州テリベルカ村で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、A・ステパーネンコ氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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