宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 9/12 13:06 更新 低速の太陽風が続いています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 秋分が近付くと、北半球のオーロラの季節が始まります。 ロシア・ムルマンスクの福島留美さんより、 この秋最初のオーロラの便りをいただきました。 ムルマンスクでは、8月20日にはオーロラが見えていたそうです。 紹介する写真は、その5日後、8月25日と26日のオーロラです。 この日は、太陽風は350〜480km/秒と平均に近い状態で、 オーロラの活動を示すAE指数も、 時々、小規模の変化が発生する程度でした。 その中で、今期最初のオーロラを捉えた写真となった様です。 まだ、8月なので、地上の景色は緑色です。 雪景色のオーロラ写真の印象が強いので、新鮮に感じます。 また、水面に映るオーロラがとてもきれいです。 オーロラシーズン開始のお知らせを、どうもありがとうございます。 現在の太陽風は、 速度が280km/秒から300km/秒へ少し上がっていますが、 低速の風が続いています。 磁場強度は、2〜4nTとやや弱くなっています。 磁場の南北成分は、 昨日のニュース以降は、弱い南寄りになっています。 しかし、速度が下がっていることもあり、磁気圏は穏やかで、 AE指数は小さい変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193は、低緯度域にコロナホールは見られず、 低速の穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽は、無黒点で穏やかな状態が続いています。 (c) 福島留美氏、V・イストミン氏 8月26日にロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、V・ププキン氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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