宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 4/24 13:53 更新 太陽風はやや低速です。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ロシア・ムルマンスクの福島留美さんからいただいた、 3月のオーロラ写真を紹介します。 1、2枚目の写真は、太陽風が400km/秒と平均的な状態で、 AE指数の変化も小規模だった頃、 3、4枚目は、太陽風が500km/秒に高まり、 AE指数も500nTを超えて中規模の変化が起きていた頃の撮影です。 1枚目の写真はとても綺麗な光景ですが、 明るく光っているのが何かは分かりませんでした。 2枚目の地平線近くの明るいものは細くなった月、その右上は金星です。 3、4枚目は、同じ夜に違う場所での様です。 地上の景色がいいですね。 現在の太陽風は、速度が380km/秒とやや低速になっています。 磁場強度は5nTと平均的な値です。 磁場の南北成分は、弱い北寄りになっています。 磁気圏は穏やかで、AE指数はほとんど変化のない状態です。 SDO衛星AIA193では、太陽の中心部にコロナホールはなく、 穏やかな太陽風が続きそうです。 SDO衛星AIA193では、東端の赤道近くに明るい点が見えています。 小さい磁場の強まりができていて、 可視光写真を拡大すると、 とても小さい黒点ができている様に見えます。 この後、どの様に変化するでしょうか。 X線グラフにAクラスの小さい変化が起きていますが、 この領域で発生した現象です。 その他に活動的な領域はなく、太陽は穏やかです。 3月17日にロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、トリフォノワ・L氏 3月28日にロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、オナツキー・V氏 3月30日にロシア・ムルマンスク州のアパチット市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、ジガーノフ・V氏 3月30日にロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、オスキナ・E氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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