宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 4/20 14:27 更新 太陽風の小さい乱れが到来しました。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ロシア・ムルマンスクの福島留美さんからいただいた、 2月のオーロラ写真を紹介します。 1、2枚目の20〜21日と、4枚目の29日は、 太陽風の速度が高まり、 それに伴って磁気圏の活動もやや高まっていました。 オーロラもきれいだったのではないでしょうか。 一方、3枚目の26日の磁気圏は基本的に穏やかで、 一時的に活動が高まったタイミングを捉えての 撮影だったのかもしれません。 景色の組み合わせが素晴らしい写真たちです。 オーロラの写り方もきれいですね。 太陽風は、速度が300km/秒まで下がりましたが、 今日の昼前に急に350km/秒へ高まる変化が発生しています。 磁場や密度も変化していて、太陽風の急な強まりが到来した様です。 ただし、変化としてはどれも小さいものです。 磁場が一時的に南向きに変化して、 AE指数に300nTの小規模の変化が起きています。 全体としては、磁気圏は穏やかです。 現在の磁場は北向きで、磁気圏はこの後穏やかになるでしょう。 太陽は無黒点で、穏やかな状態が続いています。 (c) 福島留美氏、ププキン・V氏 2月21日にロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、ヴァシーリエフ・A氏 2月26日にロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、ムラヴェイ・O氏 2月29日にロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、セーヴェルヌィ・V氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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