宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 3/30 13:25 更新 太陽の北東端に小さい黒点が現れています。太陽風は低速になっています。 担当 篠原 太陽の北東(左上)の端から、小さい黒点が姿を現しました。 掲載の写真では、小さいためほとんど見えません。 X線グラフは、全体の強度が少し上がり、 Aクラスの小さいフレアが発生しています。 群番号が付けられれば、 3月8日に現れた2758群以来となります。 出現位置は北緯30度あたりで、新しい第25期の黒点の様です。 太陽風は、昨日から400lkm/秒の状態が続き、 グラフの最後で360km/秒へ下がって低速風になっています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、南寄りの傾向です。 磁気圏はやや活動的になっていて、 AE指数は300〜600nTの小中規模の変化が繰り返し発生しています。 太陽風の速度が下がってきたので、 この後は穏やかになるかもしれません。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールが西にだいぶ進みましたが、 今のところ特に変化は見られません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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