宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 1/ 2 11:07 更新 太陽の南東の黒点が少し大きくなっています。太陽風は低速です。 担当 篠原 太陽の南東(左下)に現れた黒点は、 昨日よりも少し大きくなって、掲載の写真でも分かる様になっています。 磁場の並びは、左がN極(白)、右がS極(黒)となっていて、 南半球側の第25活動周期の順番です。 緯度は南緯35度と高く、活動周期の初めの頃の特徴を示しています。 今朝のNOAAの報告書では、黒点群の番号は付けられていませんでした。 この他に黒点はなく、X線グラフも穏やかな状態です。 太陽風は、昨夜にかけて350km/秒へ速度が少し上がりましたが、 その後下がって、現在は300km/秒に戻っています。 低速風の範囲での小さい変化です。 磁場強度は、3〜4nTとやや弱い状態で推移しています。 南北成分は、時々、弱い南向きの変化が起きている程度で、 速度が下がっていることもあり、磁気圏は穏やかです。 AE指数は、200nT前後の小さい変化が数回起きている程度です。 太陽風と磁気圏は、穏やかな状態が続きそうです。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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