宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 9/14 13:40 更新 太陽風は500km/秒の高速風になりました。イエローナイフのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、カナダ・イエローナイフで、 現地11日の夜(世界時12日午前)に撮影されたオーロラの写真をいただきました。 太陽風の高まりが終わり、速度も磁場強度も平均的な状態になっていましたが、 磁場が南向きに変化して、AE指数に500nTの中規模の変化が起きた頃です。 高坂さんによると、現地11日の夜は、 22時(世界時12日4時)頃に少しオーロラが現れた後、 12日1時(世界時12日7時)までほとんど見えない状態だったそうですが、 そこから急に大きく出始めて、 縦筋からブレークアップまで全天がにぎやかだったそうです。 月が明るいので空が青くきれいだったとのことです。 緑のオーロラの下端のピンク色がとてもきれいです。 現地では、連日素晴らしい光景が繰り広げられているようです。 最新情報をどうもありがとうございます。 太陽風の速度はもう一段高まって、500km/秒の高速風に達しています。 磁場強度は、昨日いっぱいは8nTくらいに高まっていましたが、 その後、4nTに下がっています。 速度も、グラフの最後は470km/秒へ少し下がっています。 小さい高まりですが、前周期の太陽風とは違う変化になっています。 この辺りで終わるのか、この後も続くのか、 引き続き注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの前半は北寄りで、後半は0nT付近になっています。 このため磁気圏は穏やかで、AE指数は目立った変化は起きていません。 SDO衛星AIA193では、南半球の中緯度域にコロナホールが見えています。 緯度が高めなので、影響は小さいと思われます。 27日周期の図では、前周期の太陽風は穏やかな状態が続いています。 太陽は、無黒点で穏やかです。 (c) 高坂雄一氏 カナダ・イエローナイフで、現地11日夜(世界時12日午前)に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 カナダ・イエローナイフで、現地11日夜(世界時12日午前)に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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