宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/ 6/24 13:11 更新 太陽に小さい黒点が発生しています。太陽風は低速です。 担当 篠原 太陽の中央部、少し西寄り(右寄り)に、 今日の未明から小さい黒点が現れています。 掲載の可視光写真でも、なんとか見えるくらいです。 発生緯度は赤道に近く、現在の第24期の特徴を持つ黒点です。 今朝のNOAAの報告書では、 黒点群の番号は付けられていませんでした。 明日以降どうなるでしょうか。 WDC-SILSOの黒点相対数の速報値でも、 黒点の発生は確認されています。 SILSOの記録では、5月29日以来の黒点です。 X線グラフに特に変化はなく、 太陽は静かな状態が続いています。 太陽風は、330〜350km/秒の低速の風が続いています。 磁場強度は、5nTから2nTに下がって、再び5nTに戻っています。 磁気圏は静穏で、AE指数は小規模の変化が1度起きた程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真の 太陽の南西(右下)に見えるコロナホールの影響が近付いています。 27日周期の図の前周期の変化を参考にすると、 今夜か明日の朝くらいに速度の高まりが始まる可能性があります。 今後の推移に注目してください。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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