宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 5/ 5 10:41 更新 太陽風は低速です。今後、コロナホールの影響が始まりそうです。 担当 篠原 太陽の東側の赤道近くに新しい黒点が現れ、 2708群と番号が付けられています。 X線グラフに変化はなく、 2708群は特に活動は起こしていません。 一方、太陽の東端から活動的な領域が近付いています。 ちょうど見え始めたくらいで、黒点の有無はまだ分かりません。 注目してください。 太陽風は、速度が350km/秒から330km/秒へ下がり、 更に低速になっています。 磁場強度も3〜4nTを推移していて、やや弱い状態です。 磁気圏は静穏で、AE指数は特に変化は起きていません。 太陽風磁場の南北成分を見ると、 グラフの後半から南寄りの傾向になっています。 27日周期の図を見ると、 太陽風磁場の大まかな方向が、 「A」から「T」に切り替わっていて、 この変化の影響かもしれません。 今後も磁場の南寄りの傾向が続くと、 磁気圏の活動は高まりやすくなります。 明日くらいからコロナホールの影響が始まりそうです。 オーロラの活動の変化にも注目してください。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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