宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 5/ 3 12:51 更新 太陽風は低速になっています。4月の黒点相対数は 8.9 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、黒点相対数の新しいデータが発表され、 4月の月平均値は、8.9 でした。 3月の 2.5 よりは高くなっていますが、 昨年の11月以降は、 10 を割るくらいの低い状態が続いています。 無黒点日の日数は13日と、 3月の25日から大きく下がりました。 4月中旬に2704黒点群が発生し、 後半には2706黒点群がやや大きくなっていたためです。 しかし、4月28日以降は再び無黒点の状態が続いています。 5月はどのような推移になるでしょうか。 現在の太陽風は、速度が360km/秒に下がり、 低速の風になっています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、北寄りの傾向が続いています。 磁気圏も穏やかで、 AE指数のグラフはほとんど変化が見られません。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールの先頭(右端)が、太陽の中心に達しています。 3日後くらいから、太陽風の高まりが始まりそうです。 太陽は今日も無黒点です。 X線グラフも変化はなく、太陽はとても穏やかです。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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