宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 8/15 10:32 更新 C1の小さいフレアが発生しています。太陽風はやや低速で、磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽の東端から、新しい黒点が現れています。 掲載の可視光写真ではかろうじて見える程度の、 小さい黒点ですが、 今日に入ってC1.1の小規模フレアを2回起こしていて、 やや活発な領域のようです。 今後、発達するかどうか、注目してください。 太陽風は、速度が370km/秒に下がり、 やや低速の風になっています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、弱い北寄りで推移しています。 このため、磁気圏は静穏で、 AE指数はほとんど変化が見られません。 27日周期の図を見ると、 前周期の7月20日に、太陽風の変化が急に発生していますが、 これは、CMEによる突発性の乱れと、 コロナホールによる周期性の変化の 両方に関係している可能性がありました。 現在の太陽には、このコロナホールは見えなくなっています。 このため、太陽風は明日以降も穏やかに推移しそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 10,000に達する高い状態が続いています。 今後は、ゆっくりと減少するでしょう。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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