宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/10/ 1 12:41 更新 大規模なフィラメント噴出が発生しました。地球への影響は小さそうです。 担当 篠原 昨夕、30日17時(世界時30日8時)頃から、 太陽の西側(右側)で、大規模なフィラメント噴出が発生し、 CMEの激しい噴出を起こしています。 SDO衛星AIA304と、 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 2422黒点群の右側に見えていた大規模なフィラメントが、 ゆっくりと上昇を始め、そのまま飛び出して行きます。 SDO衛星の視野から外れた後は、 SOHO衛星のLASCO C2、C3の画面を横切っていきますが、 複雑な構造がそのまま見えています。 地球から見ると、真横に近い位置で発生した現象なので、 影響は小さいか、ほとんど見られないでしょう。 もし、発生が1週間ほど早ければ、 地球に向かって噴き出すことになったので、 大きな磁気圏擾乱を引き起こしたかもしれません。 2422黒点群のフレアの活動は、続いています。 30日20時(世界時30日11時)にM1.3、 30日22時半(世界時30日13時半)にM1.1と、2つの中規模フレアと、 C6.7、C3.2、C5.9、C4.4、C6.3 などの小規模フレアを起こしています。 その一方、X線のグラフでは後半の変化が少なくなっていて、 活動は落ち着きつつあるのかもしれません。 太陽風の速度は、300km/秒とかなり遅い状態になっています。 磁場強度も、4nTから3nTへ下がっています。 セクターの切り替わりが起きかけている様です。 その影響か、磁場の南北成分は、 前半は北寄りですが、後半は南寄りに変わっています。 速度は遅いですが、磁気圏の小規模の活動が見られるかもしれません。 太陽の西側で発生した大規模なフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の右へ向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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