宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:41)
今日、C6.3の小規模フレアが発生しました。
また、M2.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 1 11:03 C6.3
08:37 C1.7
06:52 C2.4
9/30 22:12 M1.1
20:37 C4.4
19:48 M1.3
15:48 C5.9
14:31 C4.0
13:26 C3.2
11:45 C6.7
09:01 C5.0
07:29 C3.7
04:19 M1.1
02:28 C5.0
9/29 21:53 C4.6
20:08 M1.6
16:56 M1.1
15:33 M1.4
15:13 C8.7
14:48 M1.0
14:33 M1.2
14:03 M2.9
13:41 C5.1
13:09 C6.9
12:35 M1.1
12:11 M1.2
09:43 C2.4
08:41 C2.0
06:27 C4.3
05:14 C7.6
01:42 C3.4

黒点 10/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2420 2 β ---
2422 23 βγδ M3
2427 12 β ---
2428 1 α C5

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 307 +0.1
-2 h 301 -2.8
-4 h 295 -2.0
-6 h 294 -1.5
-8 h 297 +0.9
-10 h 304 +2.1
-12 h 307 -0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -3 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^2
10/ 1 1.5 2x10^2
9/30 0.4 2x10^2
9/29 0.3 8x10^2
9/28 0.3 1x10^3
9/27 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 9/26 11:12 太陽風はやや高速です。カナダ・ドーソンシティのオーロラをどうぞ。
2015/ 9/27 10:11 太陽風は平均的な状態に戻りました。しばらく穏やかに推移しそうです。
2015/ 9/28 12:26 2422黒点群の活動が強まって、Mクラスのフレアが2回発生しています。
2015/ 9/29 12:21 2422黒点群と2423黒点群でMクラスのフレアが4回発生しました。
2015/ 9/30 12:13 Mクラスフレアが9回発生し、2422、2423黒点群の活発な活動が続いています。
最新のニュース

2015/10/ 1 12:41 更新
大規模なフィラメント噴出が発生しました。地球への影響は小さそうです。

担当 篠原

昨夕、30日17時(世界時30日8時)頃から、
太陽の西側(右側)で、大規模なフィラメント噴出が発生し、
CMEの激しい噴出を起こしています。

SDO衛星AIA304と、
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。

2422黒点群の右側に見えていた大規模なフィラメントが、
ゆっくりと上昇を始め、そのまま飛び出して行きます。
SDO衛星の視野から外れた後は、
SOHO衛星のLASCO C2、C3の画面を横切っていきますが、
複雑な構造がそのまま見えています。

地球から見ると、真横に近い位置で発生した現象なので、
影響は小さいか、ほとんど見られないでしょう。

もし、発生が1週間ほど早ければ、
地球に向かって噴き出すことになったので、
大きな磁気圏擾乱を引き起こしたかもしれません。


2422黒点群のフレアの活動は、続いています。
30日20時(世界時30日11時)にM1.3、
30日22時半(世界時30日13時半)にM1.1と、2つの中規模フレアと、
C6.7、C3.2、C5.9、C4.4、C6.3
などの小規模フレアを起こしています。

その一方、X線のグラフでは後半の変化が少なくなっていて、
活動は落ち着きつつあるのかもしれません。


太陽風の速度は、300km/秒とかなり遅い状態になっています。
磁場強度も、4nTから3nTへ下がっています。

セクターの切り替わりが起きかけている様です。
その影響か、磁場の南北成分は、
前半は北寄りですが、後半は南寄りに変わっています。
速度は遅いですが、磁気圏の小規模の活動が見られるかもしれません。




太陽の西側で発生した大規模なフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右へ向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。