宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:21)
今日、M1.2の中規模フレアが発生しました。
また、M7.6の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/29 12:11 M1.2
09:43 C2.4
08:41 C2.0
06:27 C4.3
05:14 C7.6
01:42 C3.4
9/28 23:52 M7.6
23:11 C9.8
22:33 M1.2
21:57 M1.1
21:30 C5.4
20:52 C8.1
20:21 C8.5
16:26 M1.1
15:28 C4.5
12:37 M3.6
08:11 C7.9
05:44 M1.0
04:43 C9.3
03:36 C4.1
02:41 C4.2
01:38 C4.3
00:31 C5.4
9/27 22:29 C2.2
21:47 C2.4
21:19 C2.4
19:19 M1.9
16:49 C2.1
14:56 C1.9

黒点  9/29 (NOAA)
磁場 フレア
2420 9 β ---
2421 4 β ---
2422 25 βγδ M8
2423 9 βγ M4
2427 9 β ---
2428 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:18 357 -2.7
-2 h 359 -3.3
-4 h 360 -3.5
-6 h 360 -2.1
-8 h 357 -1.7
-10 h 351 -1.4
-12 h 351 -0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -15 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^2
9/29 0.3 8x10^2
9/28 0.3 1x10^3
9/27 0.3 1x10^3
9/26 0.4 1x10^3
9/25 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 9/24 14:06 太陽風はやや高まった状態が続いています。太陽でCクラスのフレアが増えています。
2015/ 9/25 14:31 高速の太陽風が続いています。磁気圏は穏やかです。
2015/ 9/26 11:12 太陽風はやや高速です。カナダ・ドーソンシティのオーロラをどうぞ。
2015/ 9/27 10:11 太陽風は平均的な状態に戻りました。しばらく穏やかに推移しそうです。
2015/ 9/28 12:26 2422黒点群の活動が強まって、Mクラスのフレアが2回発生しています。
最新のニュース

2015/ 9/29 12:21 更新
2422黒点群と2423黒点群でMクラスのフレアが4回発生しました。

担当 篠原

2422黒点群と2423黒点群の活動は更に強まり、
Mクラスの中規模フレアが4回発生しています。

初めに、西の端(右端)近くの2423黒点群で、
28日13時(世界時28日4時)にM3.6のフレアが発生しました。
続いて、南西部(右下)の2422黒点群で、
28日16時半(世界時28日7時半)にM1.1、
28日22時(世界時28日13時)にM1.1と発生して、
29日0時(世界時28日15時)には、
M7.6に達するフレアが発生しました。

M7に達するフレアの発生は、
6月25日のM7.9以来、3か月ぶりです。
この時は、CMEの噴出があり、太陽風の乱れも到来したのですが、
今回のM7.6のフレアでは、CMEの噴出は特に起きていないようです。

そして、記事を書いている最中の、
29日12時(世界時29日3時)に、
2423群でちょうどM1に達する規模のフレアが起きた様です。
Mクラスに達していれば、昨日のニュース以降5個めです。


2422、2423黒点群のフレアの様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
また、2422群の拡大写真を掲載します。
昨日以降も変化が続いています。

2423黒点群は西に没しかけています。
今後、フレアの発生が見えるのは、2422群だけになります。


太陽風は、速度が360km/秒へ下がり、
より低速の風になっています。
磁場強度は4nTと、少しだけですがこちらも下がっています。

磁場の南北成分は、グラフの中盤以降南寄りに推移してます。
-3nT程度と振れ幅は小さく、速度も低速になっているので、
磁気圏への影響は小さく、
AE指数は300nTくらいの高まりが起きている程度です。



2422黒点群(左)と2423黒点群(右)のフレア活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2422黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。