宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2015/ 9/29 12:21 更新 2422黒点群と2423黒点群でMクラスのフレアが4回発生しました。 担当 篠原 2422黒点群と2423黒点群の活動は更に強まり、 Mクラスの中規模フレアが4回発生しています。 初めに、西の端(右端)近くの2423黒点群で、 28日13時(世界時28日4時)にM3.6のフレアが発生しました。 続いて、南西部(右下)の2422黒点群で、 28日16時半(世界時28日7時半)にM1.1、 28日22時(世界時28日13時)にM1.1と発生して、 29日0時(世界時28日15時)には、 M7.6に達するフレアが発生しました。 M7に達するフレアの発生は、 6月25日のM7.9以来、3か月ぶりです。 この時は、CMEの噴出があり、太陽風の乱れも到来したのですが、 今回のM7.6のフレアでは、CMEの噴出は特に起きていないようです。 そして、記事を書いている最中の、 29日12時(世界時29日3時)に、 2423群でちょうどM1に達する規模のフレアが起きた様です。 Mクラスに達していれば、昨日のニュース以降5個めです。 2422、2423黒点群のフレアの様子を、 SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 また、2422群の拡大写真を掲載します。 昨日以降も変化が続いています。 2423黒点群は西に没しかけています。 今後、フレアの発生が見えるのは、2422群だけになります。 太陽風は、速度が360km/秒へ下がり、 より低速の風になっています。 磁場強度は4nTと、少しだけですがこちらも下がっています。 磁場の南北成分は、グラフの中盤以降南寄りに推移してます。 -3nT程度と振れ幅は小さく、速度も低速になっているので、 磁気圏への影響は小さく、 AE指数は300nTくらいの高まりが起きている程度です。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2422黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |