宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 9/23 12:30 更新 太陽風の速度は下がり始めています。カナダ・ホワイトホースのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 世界時19日9時頃に、 カナダ、ユーコン準州のホワイトホースで撮影されたオーロラの写真を、 小貝哲夫さんよりいただきました。 19日の太陽風は、420km/秒と平均的な速さでしたが、 磁場の南北成分が、-8nTと南向きに強まったため、 AE指数が800nTくらいに変化しました。 その頃のオーロラです。 1、2枚目では、上空の赤い部分から下へ向かって、 オーロラの縦の筋がとても良く見えています。 背景には、ペルセウス座、プレアデス星団、おうし座などの星々が見えています。 そして、3枚目では光の渦が頭上を覆い尽くすように輝いています。 息を飲むような光景です。 小貝さんは、これから更に北上して、 北極圏でのオーロラ観測を目指しているそうです。 旅の途中に素晴らしい写真を送っていただき、ありがとうございます。 現在の太陽風は、昨日の600km/秒から次第に下がって、 480km/秒とやや高速の状態です。 磁場強度も、8nTから5nTへ下がって、 平均的な値に戻っています。 今回の太陽風の高まりは、この辺りで落ち着くのかもしれません。 磁場の南北成分は、北寄りに推移しています。 そのため、磁気圏の活動はあまり高まらず、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 大きく変化している時間が一部ありますが、その他は穏やかです。 SDO衛星AIA193の太陽コロナの写真では、 赤道から南極にかけて縦に伸びるコロナホールが、 太陽の中央を過ぎて、西に進んでいます。 明日か明後日くらいから、この領域の影響が地球へやって来そうで、 再び、オーロラの活動も高まるかもしれません。 太陽は、東側に2421黒点群、2422群が現れ、 中央部にも新しい黒点が発生しています。 しかし、フレアの発生は特になく、 GOES衛星のX線グラフは静かになっています。 (c) 小貝哲夫氏 カナダ・ユーコンのホワイトホースで、世界時19日9時頃に撮影されたオーロラ。 (c) 小貝哲夫氏 カナダ・ユーコンのホワイトホースで、世界時19日9時頃に撮影されたオーロラ。 (c) 小貝哲夫氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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