宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 9/22 13:20 更新 太陽風は600km/秒の高速風になっています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ロシア・ムルマンスクの福島留美さんより、 9月前半にムルマンスク州各地で撮影された オーロラの写真をいただきました。 この期間、太陽風の影響で、連日オーロラの乱舞が見られ、 多くのオーロラ写真家たちが頑張っていたそうです。 福島さんのコメントとともに、それぞれを紹介します。 1枚目、9月3日、ムルマンスク市、キリル・アレーシン氏撮影。 地平線から天に向かって差し込む強いレーザーみたいなオーロラです。 2枚面、9月8日、アパチット市、オレグ・セメンケーヴィチ氏撮影。 オーロラの大波が押し寄せているようです。 3枚目、9月9日、イマンドラ湖畔、ヴァレンチン・ジガーノフ氏撮影。 ここでは常連さんです。 多分ムルマンスク州イチの腕を持つ、写真家ジガーノフ氏の作品です。 4枚目、9月10日、カンダラクシャ市、イーゴリ・プロゾロフ氏撮影 筋状のオーロラが、小屋の煙突から出ている煙のようです。 ナショナルジオグラフィック・ロシア版にも掲載されたようです。 5枚目、9月12日、モンチェゴルスク市、イーゴリ・マトヴェーフ氏撮影。 こちらも常連さんです。湖面に映るオーロラが美しいです。 6枚目、9月12日、ムルマンスク州、アレクセイ・ワシーリエフ氏撮影。 5枚目と6枚目は同時刻のものでしょう。夜空を羽ばたく大白鳥に見えます。 それぞれの写真に、各撮影者の味付けがされていて、 ずらっと並べると壮観ですね。 多くの方の傑作をありがとうございます。 地上の景色が白くなるのも、もうすぐでしょうか。 太陽風が再度高まっています。 昨日のニュースの後、太陽風の速度は600km/秒に上がりましたが、 その後ゆっくりと低下して、 今朝には500km/秒を割るくらいになっていました。 しかし、22日11時(世界時22日2時)頃から上昇を始めて、 現在、600km/秒に再び達しています。 磁場強度も、今朝には5nTと平均的な値に下がっていましたが、 現在は、8nTにやや強まっています。 磁気圏への影響度を決める太陽風磁場の南北成分は、 昨日以降、北寄りの傾向が続いています。 このため、今のところ磁気圏の活動は穏やかで、 AE指数は特に変化のない状態が続いています。 ただし、今朝の太陽風の強まりでは、 磁場が南を向く変化も発生しています。 この傾向が強まると、磁気圏への影響も大きくなるでしょう。 太陽では、東の2420黒点群の活動が続いていて、 C4.2、C8.8の小規模フレアを起こしています。 引き続き注目して下さい。 9月3日にロシア・ムルマンスク市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、キリル・アレーシン氏 9月8日にロシア・ムルマンスク州アパチット市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、オレグ・セメンケーヴィチ氏 9月9日にロシア・ムルマンスク州イマンドラ湖畔で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、ヴァレンチン・ジガーノフ氏 9月10日にロシア・ムルマンスク州カンダラクシャ市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、イーゴリ・プロゾロフ氏 9月12日にロシア・ムルマンスク州モンチェゴルスク市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、イーゴリ・マトヴェーフ氏 9月12日にロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、アレクセイ・ワシーリエフ氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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