宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 8/19 12:43 更新 高速の太陽風は終わりましたが、磁場が強まって、磁気圏の活動をやや高めています。 担当 篠原 太陽風は、昨日の午後から少しずつ速度が下がり、 今朝には、420km/秒と平均的な速さに戻りました。 現在も、440km/秒とそのまま安定しています。 一方、磁場強度は、4nTに下がっていたのですが、 今朝からゆっくりと上がり始め、現在は8nTと少し強まっています。 それとともに、磁場の南北成分は大きく南に振れるようになり、 -5nTを超える程度に強まっています。 このため、今朝より、磁気圏の活動度もやや高まっていて、 AE指数は、グラフの後半で1000nTに達する変化を記録しています。 この頃の南極・昭和基地のオーロラを、 全天カメラの動画で紹介します。 途中、光の帯が激しく変化する様子が見事です。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 北半球のコロナホールが西に進んでいます。 こちらの影響も近づいている可能性があります。 太陽では、南東の端から新しく2403黒点群が現れました。 目立ったフレアの発生はなく、太陽は穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、更に数値が高まり、 GOES15(青線)は、50,000に、 GOES13(赤線)は、20,000に達しています。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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