宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:40)
昨日、C2.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/17 --- ---
5/16 08:22 C2.5
07:17 C2.0
5/15 15:43 C1.8
08:48 C2.6
02:45 C4.8
01:18 C2.1

黒点  5/17 (NOAA)
磁場 フレア
2339 20 βγ C5
2341 2 α ---
2342 2 α C3
2344 2 α ---
2346 5 β ---
2347 1 α ---
2348 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:37 409 -0.8
-2 h 402 +0.3
-4 h 409 +0.4
-6 h 417 -0.2
-8 h 412 -1.1
-10 h 435 +0.3
-12 h 430 -2.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -10 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^4
5/17 0.4 2x10^4
5/16 0.3 2x10^4
5/15 0.3 1x10^4
5/14 0.3 5x10^3
5/13 4.5 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 5/12 11:46 太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏もやや活動的です。
2015/ 5/13 11:35 太陽風の速度が600km/秒近くに高まっています。
2015/ 5/14 13:39 太陽風の速度は700km/秒まで高まりました。カナダのオーロラをどうぞ。
2015/ 5/15 13:49 速さは低下していますが、高速太陽風は続いています。カナダのオーロラをどうぞ。
2015/ 5/16 13:08 太陽風の速度は低下を始めました。太陽は比較的穏やかです。
最新のニュース

2015/ 5/17 09:40 更新
太陽風の速度は400km/秒に下がりました。

担当 篠原

昨日、16日9時(世界時16日0時)と、
16日19時(世界時16日10時)の2回にわたって、
太陽の北側からフィラメントの噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。
暗いプラズマの筋が上に向かって飛び出しています。

この噴出によるCMEを、
SOHO衛星LASCO C3の動画で紹介します。
太陽の上側から、左、右と連続してガスが飛び出しています。
地球方向へは向かっていない様なので、影響はないでしょう。
LASCO C3の写真では、
左上にプレアデス星団(すばる)が見えています。
毎年この時期の風物詩です。

太陽では、昨日のニュース以降、
目立ったフレアの発生はありません。

太陽の可視光写真を見ると、
5月6日にXクラスのフレアを起こした2339黒点群が、
西の端に近づいています。


太陽風は、更に速度が下がり、
400km/秒と平均的な速さに戻っています。
磁場強度は、3〜4nTとやや弱い状態です。

27日周期の図の前周期と同様の下がり方になっています。
1日ほどおいて、次の速度の高まりが来るかどうか、
今後の変化に注目して下さい。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
中央部のコロナホールは、西半球側に入っています。


太陽風磁場の南北成分は、比較的南寄りに振れていて、
AE指数は200〜300nTくらいの小さい変化が
活発に起きています。



太陽の北側で発生した2つのフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


フィラメント噴出により、太陽の上から左右に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。