宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:01)
今日、C3.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/15 08:26 C2.0
05:01 C3.3
11/14 23:41 C2.7
16:42 C5.4
14:45 C4.2
03:39 C2.7
11/13 15:52 C2.2
14:39 C8.4
05:35 C3.7

黒点 11/15 (NOAA)
磁場 フレア
2205 12 β C3
2207 2 α ---
2208 29 βγ C4
2209 9 βγ C8
2211 3 β ---
2212 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 571 -2.0
-2 h 538 -2.0
-4 h 532 +0.1
-6 h 508 -2.1
-8 h 533 -3.0
-10 h 518 +0.9
-12 h 488 +5.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -18 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^1
11/15 0.4 6x10^1
11/14 0.5 4x10^1
11/13 0.3 2x10^1
11/12 0.3 1x10^1
11/11 0.5 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/11/10 12:21 太陽風磁場の強まりが到来しています。2205黒点群のフレア活動も続いています。
2014/11/11 11:54 太陽風磁場の強まりは、下がりかけています。2205黒点群はCフレアが続いています。
2014/11/12 11:25 2205黒点群は縮小しつつあります。太陽風は再び高速風になっています。
2014/11/13 13:18 10月に活発に活動した2192黒点群が回帰してきました。
2014/11/14 13:04 2209黒点群は更に広がりを見せています。太陽風はやや高速です。
最新のニュース

2014/11/15 12:01 更新
2209黒点群の全体が見えています。太陽風は600km/秒近い高速風です。

担当 篠原

太陽では、Cクラスの小規模フレアが発生しています。
東端の2209黒点群のC5.4を最大に、
中央の2208群でC3.2、C4.2、C3.3と3回発生し、
西端の2205群もC3.1を起こしています。

2209群は遅れて現れた大きな黒点の全体が見えています。
SDO衛星による拡大写真を掲載します。
一方、X線の動画では特に活動的な様子はありません。

また、14日14時(世界時14日5時)頃に、
フィラメント噴出ではないかと思いますが、
太陽の北東部(左上)で小規模の爆発現象が発生し、
CME(太陽ガスの放出現象)が
太陽の左上に向かって噴出しました。

SDO衛星とSOHO衛星による動画を掲載します。
CMEのガスが独特の形を保ちながら持ち上がっています。
地球からは横方向に噴き出しているので、
影響はないでしょう。


太陽風は、今日に入った頃から速度が500km/秒を超え、
最新のデータでは550km/秒から600km/秒に近い
高速風になっています。

27日周期の図を見ると、
セクターの切り替わりが
前周期とほぼ同じタイミングで回帰しましたが、
速度の高まりは少し早まっているのかもしれません。

セクターの切り替わりとともに、
磁場の南北成分は南寄りの傾向に変わっています。
このため、磁気圏の活動も高まって、
AE指数は300nTから600nTに達する変化が発生しています。

速度も高まっているので、
オーロラの活動が高まった状態が続く可能性があります。




太陽の東端に現れた2209黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)


太陽の北東部で発生した小規模の爆発現象。SDO。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左上に向かってCMEが噴出しました。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。