宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:04)
今日、C7.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/27 08:05 C3.6
01:13 C7.9
9/26 22:44 C4.2
21:36 C3.7
12:56 C3.1
06:55 C5.6
04:19 C2.3
9/25 22:47 C2.5
08:35 C4.8
02:46 C7.0
01:00 C1.8

黒点  9/27 (NOAA)
磁場 フレア
2169 1 α ---
2170 2 α ---
2171 10 β C3
2172 55 βγ C7
2173 16 β ---
2175 30 βγδ C9
2176 4 β ---
2177 5 β C8

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 437 -3.1
-2 h 435 -4.5
-4 h 425 -0.1
-6 h 445 +0.5
-8 h 442 -2.4
-10 h 447 +0.7
-12 h 455 -3.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -24 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -21 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^2
9/27 0.4 9x10^2
9/26 0.4 2x10^3
9/25 0.4 2x10^3
9/24 0.4 8x10^2
9/23 1.7 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 9/22 12:11 太陽風速度の高まりは終わりつつあります。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2014/ 9/23 12:12 太陽風はやや高速です。磁気圏の活動もやや高まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2014/ 9/24 12:26 太陽風磁場が南向きになり、オーロラが活発になっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2014/ 9/25 11:57 太陽風磁場は南寄りが続き、磁気圏も活発です。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2014/ 9/26 12:30 太陽風はやや高速の風が続いています。
最新のニュース

2014/ 9/27 12:04 更新
太陽の東端で大規模な噴出が発生しています。太陽風はやや高速です。

担当 篠原

昨日の昼、26日13時(世界時26日4時)に、
太陽の東端(左端)の向こう側から、
大規模なフィラメントの噴出が発生しました。

SDO衛星AIA304による動画を掲載します。
巨大なプラズマのかたまりが、
ものすごい迫力で噴き上がっています。

詳細な動画が、Spaceweather.comで紹介されています。
ぜひご覧下さい("something explodes"のリンクです)。

太陽の裏側を見ているSTEREO Behind衛星では、
太陽の右端近くで噴出が発生する様を見ることができました。
EUVI 195による動画を掲載します。

この噴出により、激しいCMEの噴出が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
太陽からプラズマのガスが華々しく飛び出しています。
太陽の裏側で発生した現象なので、地球への影響はないでしょう。

このところ太陽の裏側で活発な活動が続いていますが、
この勢いのままこちら側へ回ってくるのでしょうか。


太陽のこちら側でも
Cクラスの小規模フレアが頻繁に発生しています。
2175群によるC8.6を最高に、2177群でC3.7、C7.9、
2172群でC4.2、東端でC3.5などです。

可視光写真でも、2172群、2175群は大きな姿を保っており、
引き続き注目して下さい。


太陽風の速度は、440〜460km/秒とやや高い状態が続き、
磁場強度は少し下がりましたが、6nTで安定しています。
太陽風の弱い高まりは続いています。

磁場の南北成分は、振れ幅が少し小さくなってきましたが、
南北に変化が続いています。

このため、磁気圏の活動は高まった状態が続いていて、
AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が
長い時間続いています。
極域ではオーロラの活動が続いている様です。




太陽の東端(左端)で発生した大規模なフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Behind衛星による、太陽の裏側で発生したフィラメント噴出の様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


フィラメント噴出によるCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。