宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:30)
今日、C5.6の小規模フレアが発生しました。
また、M2.3の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/26 06:55 C5.6
04:19 C2.3
9/25 22:47 C2.5
08:35 C4.8
02:46 C7.0
01:00 C1.8
9/24 08:01 M2.3

黒点  9/26 (NOAA)
磁場 フレア
2169 1 α ---
2170 1 α ---
2171 11 β C3
2172 29 βγ M2
2175 25 βγ C6
2176 1 α ---
2177 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 443 +1.1
-2 h 439 +0.2
-4 h 439 -1.9
-6 h 445 -1.7
-8 h 428 -0.9
-10 h 443 +1.6
-12 h 441 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -13 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
9/26 0.4 2x10^3
9/25 0.4 2x10^3
9/24 0.4 8x10^2
9/23 1.7 7x10^2
9/22 2.0 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 9/21 10:28 太陽風の速度は550km/秒に上がっています。磁気圏は穏やかです。
2014/ 9/22 12:11 太陽風速度の高まりは終わりつつあります。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2014/ 9/23 12:12 太陽風はやや高速です。磁気圏の活動もやや高まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2014/ 9/24 12:26 太陽風磁場が南向きになり、オーロラが活発になっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2014/ 9/25 11:57 太陽風磁場は南寄りが続き、磁気圏も活発です。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2014/ 9/26 12:30 更新
太陽風はやや高速の風が続いています。

担当 篠原

太陽風は、やや高まった状態が続いています。
速度は450km/秒とやや高速で安定し、
磁場強度も7nTと少し強まった状態です。

27日周期の図を見ると、
前周期(8月29日以降)に見られていた太陽風の弱い高まりが、
そのまま回帰しているように見えます。

継続期間も前周期の様に長期にわたるのか、
この後も注目して下さい。

太陽風磁場の南北成分は、
一時、やや北寄りに変わったように見えましたが、
現在は0nTをはさんで、
南北に+5〜-5nTくらいの変化をしています。

磁気圏の活動も、一旦静かになりましたが、
AE指数の図の終わり頃に、
再び800nTの中規模の変化が起きています。

前周期の様に、このまま南寄りの傾向が続けば、
オーロラの活動も高まった状態が続くでしょう。


現在の太陽風の状況を受けて、
放射線帯の高エネルギー電子も増加を始めています。
まだ1000を超えた程度ですが、
引き続き増加する可能性があります。


太陽は、中央部に、2171、2173、2172、2175と
4つの黒点群が集まって、にぎやかになっています。

SDO衛星による拡大写真を掲載します。
どの群も黒点数が多くなっていて、見応えがあります。

これらの領域で、今朝、
26日4時から7時(世界時25日19時から22時)にかけて、
フレアやフィラメント噴出が連続的に発生したので、
SDO衛星AIA131と304による動画を掲載します。

初めに、左下の2172群でC3.2の小規模フレアが発生し、
続いて、右下の2173〜2171群のあたりから、
ダークフィラメントが噴出します(赤色の304が見やすいです)。
最後に、上の2175群でC5.6の小規模フレアが発生しています。

太陽の東端からも新しく2177群が現れていて、
この後も、フレアの発生が見られそうです。




2172、2171、2173、2175群で次々と発生した活動の様子。SDO衛星AIA131、304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽中央部の黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。