宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:20)
昨日、M1.7の中規模フレアが、一昨日もC9.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/21 --- ---
3/20 22:48 C2.9
21:15 C2.4
12:35 M1.7
10:51 C8.3
09:18 C2.0
04:39 C3.1
01:19 C3.3
3/19 21:41 C3.3
20:07 C4.2
16:26 C9.9
12:33 C1.8
07:34 C4.7

黒点  3/21 (NOAA)
磁場 フレア
2004 5 β ---
2005 1 α ---
2008 11 β ---
2010 16 βγ M2
2011 26 β ---
2013 1 α ---
2014 7 β C8

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:17 351 -4.0
-2 h 342 -4.9
-4 h 322 -3.1
-6 h 318 -2.8
-8 h 315 +1.5
-10 h 324 +0.3
-12 h 331 +1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -13 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -3 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^0
3/21 0.4 7x10^0
3/20 0.4 6x10^0
3/19 0.4 9x10^0
3/18 0.3 1x10^1
3/17 0.3 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 3/16 12:46 太陽は穏やかになりそうです。太陽風は平均的な状態が続いています。
2014/ 3/17 14:40 フィラメント噴出によりCMEが発生しています。太陽風は低速です。
2014/ 3/18 15:09 太陽風は低速です。太陽の東端でC3.4のフレアが起きています。
2014/ 3/19 14:14 太陽風は低速ですが、磁場が南に振れてオーロラの活動も少し高まっています。
2014/ 3/20 15:09 M1.7の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2014/ 3/21 13:20 更新
太陽風は低速で穏やかです。太陽のフレアも少なくなっています。

担当 篠原

日本時間で昨日の朝にあたる、
世界時19日22時半頃のオーロラの写真を、
ノルウェー・スバールバル島の全天カメラが撮影していました。
と言っても、下の方にちらちらと見える弱いオーロラです。

春分を迎えて、国立極地研究所のスバールバル島全天カメラは
そろそろ撮影を終了しそうです。
一昨日のトロムソ同様、今期最後の写真掲載になるかもしれません。


太陽風の速度(ACEの図の黄色線)は、
330km/秒から350km/秒の幅で少しだけ変化していますが、
低速の状態は続いています。

昨日強まりかけていた磁場強度(白線)は、
昨日の夕方頃に10nTにまで上がりましたが、
すぐに下がり、再び5nTと平均的な状態で安定しています。

磁場の南北成分(赤線)は、
北を向いたり(プラス方向)、南を向いたり(マイナス方向)
ゆっくりと変化しています。
磁気圏の活動度もこれに対応して、
AE指数は、小さい変化をしたり、
変化がなくなったりしています。

現在の磁場は南寄り(マイナス)になっているので、
カナダやアラスカのライブカメラで
弱いオーロラ活動が見られるかもしれません。


太陽は、昨日のM1.7以降は、2014群でC2.7、C2.9、C1.2と
小さいフレアが発生したくらいで、落ち着いています。

少し休んで再び活動を高めるということも良くあるので、
引き続き注目して下さい。

太陽の可視光写真では、
南半球側の右端から2011、2008、2010、2014と
4つの黒点群が一列に並んでいます。
黒点がにぎやかに見られるのも、
太陽の活動周期の極大ならではです。
フレアだけでなく、この様な光景にも注目して下さい。




ノルウェー・スバールバル島のLongyearbyenで全天カメラによって撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


南半球に並ぶ、2011、2008、2010、2014黒点群(右から)。SDO衛星の可視光写真。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。