宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:09)
昨日、C3.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/19 --- ---
9/18 11:50 C3.9
9/17 --- ---

黒点  9/19 (NOAA)
磁場 フレア
1841 1 α ---
1843 5 β ---
1845 1 α ---
1846 1 α C4
1847 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:57 544 -2.7
-2 h 547 -2.2
-4 h 537 -2.7
-6 h 543 +0.4
-8 h 534 +1.4
-10 h 489 +1.7
-12 h 457 -1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -15 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
9/19 0.3 2x10^2
9/18 0.3 4x10^2
9/17 0.4 2x10^2
9/16 0.3 2x10^2
9/15 0.3 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 9/14 07:21 太陽風は500km/秒台の高速風になっています。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2013/ 9/15 06:18 太陽風の速度は下がり始めています。オーロラと流星のセットの写真をどうぞ。
2013/ 9/16 09:15 太陽風はやや低速になっています。磁気圏も静穏です。
2013/ 9/17 12:12 太陽風はやや低速ですが、磁場強度が少し強まっています。
2013/ 9/18 12:01 太陽風は低速です。太陽に黒点が増えています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2013/ 9/19 12:09 更新
太陽風は550km/秒の高速風になっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

カナダの高坂雄一さんから、
9月14日にイエローナイフで撮影されたオーロラの写真が届きました。
この日の月は、半月を過ぎたくらいの大きさになっています。

1枚目の写真は、その月明かりを利用した、
オーロラと高坂さんご自身の同時撮影です。
露出時間は2秒だったそうです。
オーロラと水面の光が重なって、とても良い感じの写真になっています。
月が大きいということは、その分、空が明るくなってしまうのですが、
逆に、景色や人を一緒に撮るという楽しみ方があるのですね。

2枚目はイエローナイフの町並みとともに撮影されていて、
昨日のムルマンスクの写真でもそうでしたが、
人々の暮らしが感じられるオーロラ写真は、独特の味わいがあります。

3枚目は、ダイナミックなオーロラの姿に目が釘付けになってしまいました。

素晴らしい写真たちを、どうもありがとうございました。



太陽風は、550km/秒の高速風に変わっています。
昨夜、18日20時(世界時18日11時)頃から、
速度が400km/秒を超えて上がり始め、
今朝、19日6時(世界時18日21時)頃に550km/秒へ達して、
以降安定しています。

速度の高まりに合わせて、磁場強度も10nT近くに強まりましたが、
速度が上がりきると、5nTと平均的な強さに戻っています。

27日周期の図を見ると、
前周期と同様の速度にまで高まったことになります。
継続時間も同程度と考えると、明日、明後日くらいまで、
速度は高めの状態が続くかもしれません。

磁場の南北成分は、比較的南寄りに振れるようになっています。
このため、磁気圏の活動度は次第に上がっていて、
AE指数で500nT程度の変動が数回発生しています。

この後、高速風が落ち着いて太陽風の磁場強度が下がり始めると、
磁気圏の活動は、次第に小規模になるでしょう。


太陽では、昨日の昼、18日12時(世界時18日3時)に、
南東の端の1846黒点群でC3.9の小規模フレアが発生しました。
GOES衛星によるX線写真の動画を掲載します。

Cクラスに達するフレアの発生は、9月9日のC1.0以来。
C3レベルのフレアだと、9月4日のC3.6以来で、2週間ぶりのことです。

X線グラフでは、その後は目立った変化は起きていません。
この後の活動はどうなるでしょうか。



高坂雄一さんにより9月14日にイエローナイフで撮影されたオーロラと高坂さん。
(c) 高坂雄一氏


高坂雄一さんにより9月14日にイエローナイフで撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


高坂雄一さんにより9月14日にイエローナイフで撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


GOES-15のX線カメラによるC3.9フレアの様子。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。