宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:13)
昨日、C5.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/21 --- ---
3/20 09:39 C5.5
01:07 C1.7
3/19 22:53 C1.5
09:48 C4.3

黒点  3/21 (NOAA)
磁場 フレア
1692 8 β C1
1695 4 β C2
1699 2 β ---
1700 1 α ---
1701 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 482 -6.3
-2 h 521 -2.0
-4 h 489 -7.0
-6 h 503 -1.5
-8 h 563 +5.9
-10 h 523 +1.1
-12 h 498 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -62 -/ -
-2 h -73 -/ -
-4 h -61 -/ -
-6 h -67 -/ -
-8 h -32 -/ -
-10 h -40 -/ -
-12 h -39 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
3/21 0.3 4x10^3
3/20 0.3 1x10^3
3/19 0.4 5x10^2
3/18 4.8 5x10^2
3/17 16.0 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 3/16 10:47 M1.1の中規模フレアが発生し、地球方向にCMEの噴出も発生しています。
2013/ 3/17 10:08 15日のCMEによる太陽風擾乱の到来が近付いています。パンスターズ彗星の様子もどうぞ。
2013/ 3/18 10:23 太陽風の乱れが到来し、速度は750km/秒に達しました。激しい磁気圏活動が発生しています。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2013/ 3/19 12:10 太陽風の乱れは終わりつつあります。磁気圏は穏やかです。昨日に続いてアラスカのオーロラ写真をどうぞ。
2013/ 3/20 13:03 太陽風は500km/秒と高速風に戻っています。アンカレッジのオーロラ写真をどうぞ。
最新のニュース

2013/ 3/21 12:13 更新
太陽風は500km/秒と高速で、磁場が南向きに振れてオーロラの活動も強まっています。

担当 篠原

STEREO Behind衛星のHI1カメラに見えていたパンスターズ彗星は、
画面を上に通り過ぎて行きました。
高画質の写真が公開されていたので、
改めて通過の様子を動画で紹介します。
動画後半の、彗星の尾の広がる様子がとてもきれいです。


太陽風の速度は、一時、400km/秒近くまで下がりましたが、
21日2時(世界時20日17時)に650km/秒へ上がり、
以降、500km/秒と高速の状態が続いています。

磁場強度は、速度上昇のしばらく前から10nTに強まり、
その後7nTほどに少し下がっています。

磁場の南北成分は、
昨日のニュース以降、0nT付近を推移していましたが、
速度が高まった後に、南寄りに振れるようになり、
-7nTとまとまった南向きの状態が発生しています。

速度が高速になっていることもあって、
磁気圏の活動度は高まり、AE指数のグラフでは、
800nTに達する中規模の変動が発生しています。
昭和基地の全天カメラでも、オーロラの活動が撮影されています。

太陽風は、昨日お知らせしたCMEによる乱れも到来するかもしれません。
引き続き、磁気圏は活動的な状態が続く可能性があります。


太陽は、昨日の朝のC5.5以降は、
西の端の1692黒点群でC1の小さなフレアが2回発生した程度です。

目立った黒点群は西の端に近付き、
こちら側の面は、活動的な領域は少なくなっています。
GOES衛星のX線写真も、全体的に暗く見えるようになってきました。




STEREO Behind衛星のHI1カメラを通過するパンスターズ彗星。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。