宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 7/22 13:54 更新 太陽は穏やかです。太陽風は高速になっています。STEREO衛星から見た先週のCMEの動画をどうぞ。 担当 篠原 太陽は、黒点は小さく、活動も穏やかです。 今朝、22日8時(世界時21日23時)に、 南東の1526黒点群でC1.4の小規模フレアが発生した程度です。 太陽風は、速度(ACEの黄色線)がゆっくりと上がって、 500km/秒近くに高まっています。 コロナホールの影響が始まっているのでしょうか。 コロナホールと関係しているとすると、 2〜3日程度、太陽風速度は高めの状態が続くかもしれません。 磁場強度(白線)も、5nTを超えて少し強まっています。 しかし、南北成分は北を向いています(赤線がプラスになっている)。 このため磁気圏は穏やかで、AE指数は小さな変化が見られる程度です。 ただし、ACEのグラフでは、最後(右端)のところで、 磁場が南向きの傾向に変わっています(赤線がマイナスに振れている)。 このため、これからオーロラの活動が少し高まるかもしれません。 今日は、STEREO Ahead衛星のHI1の動画を紹介します。 この写真は、STEREOのページでは、 下の方に掲載されています。 このニュースでよく紹介しているCOR2の地球寄りの外側を広く撮影していて、 COR2以降のCMEの広がりを見ることができます。 最新の写真では、画像が荒く、枚数も少ないためなかなか紹介しにくいのですが、 数日経つとより精密な写真が枚数も多く取得されています。 今日は、7月17日から19日まで、 1520黒点群が派手なCMEを飛ばしていた期間の動画を掲載します。 写真の右側に太陽があり、左に地球があります。 動画を見ていると、太陽から噴出したCMEのガスが 画面を右から左へ流れて行くのが見えます。 SOHO衛星から撮影した17日のCMEと、19日のCMEと比べて見て下さい。 現象が起きてから、しばらく待たなければいけないのが困ったところですが、 太陽系の広がりを感じさせる独特の雰囲気があり、見るのが楽しいデータです。 ちなみに、写真の中心付近で他の星とずれて動いているのは水星です。 STEREO Ahead衛星のHI2カメラによる、 17日から19日のCMEの様子。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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