宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:54)
今日、C1.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/22 08:20 C1.4
7/21 --- ---
7/20 --- ---

黒点  7/22 (NOAA)
磁場 フレア
1523 1 α ---
1524 3 α ---
1525 3 β C2
1526 3 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 492 -3.5
-2 h 473 +1.4
-4 h 457 +4.9
-6 h 460 +5.6
-8 h 492 +5.5
-10 h 511 +5.3
-12 h 506 +8.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -21 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.0 2x10^3
7/22 4.3 4x10^3
7/21 24.5 1x10^4
7/20 79.2 2x10^4
7/19 79.6 2x10^4
7/18 136.0 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 7/17 11:30 太陽風磁場の強い南向きは、一旦終わりましたが再び強まっています。
2012/ 7/18 11:00 太陽風の変化は終わり、磁気圏も穏やかです。ニュージーランドの素晴らしいオーロラをご覧ください。
2012/ 7/19 09:30 1520黒点群が沈んで行きます。太陽風、磁気圏は穏やかです。ニュージーランドのオーロラの写真を紹介します。
2012/ 7/20 11:04 西の端の1520黒点群でM7.74の中規模フレアが発生しました。CMEが噴出しています。
2012/ 7/21 13:04 太陽は黒点も少なく、穏やかです。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2012/ 7/22 13:54 更新
太陽は穏やかです。太陽風は高速になっています。STEREO衛星から見た先週のCMEの動画をどうぞ。

担当 篠原

太陽は、黒点は小さく、活動も穏やかです。
今朝、22日8時(世界時21日23時)に、
南東の1526黒点群でC1.4の小規模フレアが発生した程度です。


太陽風は、速度(ACEの黄色線)がゆっくりと上がって、
500km/秒近くに高まっています。
コロナホールの影響が始まっているのでしょうか。

コロナホールと関係しているとすると、
2〜3日程度、太陽風速度は高めの状態が続くかもしれません。


磁場強度(白線)も、5nTを超えて少し強まっています。
しかし、南北成分は北を向いています(赤線がプラスになっている)。
このため磁気圏は穏やかで、AE指数は小さな変化が見られる程度です。

ただし、ACEのグラフでは、最後(右端)のところで、
磁場が南向きの傾向に変わっています(赤線がマイナスに振れている)。
このため、これからオーロラの活動が少し高まるかもしれません。



今日は、STEREO Ahead衛星のHI1の動画を紹介します。
この写真は、STEREOのページでは、
下の方に掲載されています。
このニュースでよく紹介しているCOR2の地球寄りの外側を広く撮影していて、
COR2以降のCMEの広がりを見ることができます。

最新の写真では、画像が荒く、枚数も少ないためなかなか紹介しにくいのですが、
数日経つとより精密な写真が枚数も多く取得されています。

今日は、7月17日から19日まで、
1520黒点群が派手なCMEを飛ばしていた期間の動画を掲載します。

写真の右側に太陽があり、左に地球があります。
動画を見ていると、太陽から噴出したCMEのガスが
画面を右から左へ流れて行くのが見えます。
SOHO衛星から撮影した17日のCMEと、19日のCMEと比べて見て下さい。

現象が起きてから、しばらく待たなければいけないのが困ったところですが、
太陽系の広がりを感じさせる独特の雰囲気があり、見るのが楽しいデータです。

ちなみに、写真の中心付近で他の星とずれて動いているのは水星です。




STEREO Ahead衛星のHI2カメラによる、 17日から19日のCMEの様子。  
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。