宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/ 7/23 12:05 更新 太陽風は平均的な速度に戻りつつあります。太陽は静かです。 担当 篠原 昨日、500km/秒に高まっていた太陽風の速度は、 昨夜、22日22時(世界時22日13時)頃からゆっくりと下がり、 現在は440km/秒と平均的な速度に戻りつつあります。 磁場強度も弱まる傾向にあって、 6nTから3nT近くまでゆっくりと下がっています。 コロナホールは規模が小さかったので、 太陽風への影響ははっきりしていない様です。 太陽風の磁場が南に振れて、 磁気圏では中規模のオーロラ活動が発生しています。 AE指数は、太陽風の変化が比較的大きかった前半に、 500nT程度の活動を記録しています。 今日は昭和基地の全天カメラによる動画を掲載します。 ただし、AE指数の図の後半、 世界時22時前後の250nTほどの小さな変化の時のオーロラです。 昭和基地にとっては高緯度側にあたる南の低い空(写真の上の方) でオーロラの活動が起きています。 オーロラの帯が次々と東から西に(写真の右から左に) 流れて行く様子をご覧ください。 太陽は、1525群、1526群どちらも小さく、 目立ったフレア活動も起きていません。 北東(左上)の端から新しい黒点が顔を出しています。 また、この写真ではほとんど分かりませんが、 南東(左下)の端からも黒点が姿を見せています。 位置的に考えて、激しいフレア活動を起こした1513群と1515群が生き残って 再びこちら側に現われたのではないかと思います。 南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、オーロラの活動。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の東端の南北に現われた黒点群、1513群と1515群の再出現かもしれません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |