宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 7/21 13:04 更新 太陽は黒点も少なく、穏やかです。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 太陽は、黒点の少ない寂しい状態です。 東側に1526群が発生した様ですが、掲載の可視光写真では白斑しか見えません。 1525群付近で小さなフレア活動は発生していて、 X線グラフを見ると、M7フレアの下り坂の途中に、 小さな爆発がたくさん発生しています。 しかし、黒点群の規模は小さいままで、 フレアの規模も大きくなることはなさそうです。 さて、19日に発生したM7.7フレアの様子を、 今日はSDO衛星AIA304の動画で紹介します。 フレアに続いて発生する、ループ状のプロミネンスの美しい様子をご覧ください。 このカメラは、5万度と比較的低い温度のプラズマを見ています(参考)。 昨日掲載したAIA131の動画と比べてみてください。 太陽風は、速度は420km/秒、磁場強度は5nTと、 平均的な状態です。 磁場の南北成分は、図の中盤で-5nT近い南寄りになっています。 この影響で、AE指数は1000nT近い大きな変化が発生しています。 この前後でも、500nTの中規模の変化が発生していて、 太陽風は平均的ですが、効率良くオーロラ活動が発生している印象です。 (太陽風磁場がどれだけ南に向くかということが重要です) SDO衛星AIA193によると、太陽の南半球にあるコロナホールは、 中心線を過ぎて少し西側に見えています。 規模が小さいのと、緯度が高めであることから、 地球への影響は小規模だと思いますが、 明後日、23日頃から太陽風の速度が上がるなどの変化が やって来るかもしれません。 今日11時に、種子島からH2Bが打ち上げられました。 休日でしたので、大隅半島の南端付近まで見に行こうと企んでいたのですが、 天候が悪くて(雲が厚くて低い・・・)、諦めました。 中継を見ると、現地でもあっという間に雲の向こうに行ってしまった様です。 こうのとりの無事の到着を祈っています。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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